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J-GLOBAL ID：201402218543106086   整理番号：14A1471315

「中性子実験装置 J-PARC編」(1)小角散乱装置「中性子小角・広角散乱装置(大観)」に関して

The Small and Wide Angle Neutron Scattering Instrument TAIKAN at J-PARC

著者 (15件)： 高田慎一 (原子力機構 J-PARCセ) ,  鈴木淳市 (総合科学研究機構) ,  大石一城 (総合科学研究機構) ,  岩瀬裕希 (総合科学研究機構) ,  篠原武尚 (原子力機構 J-PARCセ) ,  奥隆之 (原子力機構 J-PARCセ) ,  富永大輝 (総合科学研究機構) ,  稲村泰弘 (原子力機構 J-PARCセ) ,  伊藤崇芳 (総合科学研究機構) ,  中谷健 (原子力機構 J-PARCセ) ,  鈴谷賢太郎 (原子力機構 J-PARCセ) ,  相澤一也 (原子力機構 J-PARCセ) ,  大友季哉 (高エネルギー加速器研究機構) ,  杉山正明 (京大 原子炉実験所) ,  新井正敏 (原子力機構 J-PARCセ)
資料名： 波紋  (Hamon)
巻： 24  号： 4  ページ： 281-287  発行年： 2014年11月 
JST資料番号： L4558A  ISSN： 1349-046X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 小角・広角中性子散乱装置(大観)は,0.5-7.8Åの波長範囲の中性子と5個の検出器バンク(小角,中角,高角,超小角,背面)を使って,0.0005-20Å^-1のq領域で測定が行える。大観の装置概要とデータリダクション法を紹介した。標準試料であるガラス状炭素とAgBeの測定結果を使って,第一フレーム内の広い波長範囲(0.7-7.6Å)と小角,中角,高角,背面の四つの検出器バンクを使ってガラス状炭素を測定した結果,0.008-17.6Å^-1の幅広いq領域で測定が可能なことが分った。AgBeの回折ピークのFWHMから得られたq分解能が計算値とほぼ一致し,q=0.1Å^-1付近で約5.8%,q>0.2Å^-1の場合,3%以下の高q分解能データが取得できることを示した。

シソーラス用語： 研究施設 ,  小角中性子散乱 ,  *中性子散乱 ,  ガラス状炭素 ,  銀合金 ,  ベリリウム含有合金 ,  分解能 ,  高分解能 ,  FWHM ,  中性子検出器 ,  断面積
準シソーラス用語： J-PARC ,  *広角中性子散乱 ,  散乱断面積 ,  *小角中性子線散乱

分類 (1件)： 中性子回折法  (BK01060A)

引用文献 (22件)：

• P. A. Seeger, et al., Mol. Cryst. Liq. Cryst. 180A, 101 (1990).
• P. Thiyagarajan, J. M. Carpenter, T. E. Klippert and D. G. Wozniak, J. Appl. Cryst. 30, 280-293 (1997).
• R. K. Heenan, et al., J. Appl. Cryst. 30, 1140-1147 (1997).
• Y. Ishikawa, et al., J. Appl. Cryst. 19, 229-242 (1986).
• T. Otomo, et al., J. Phys. Chem. Solids. 60, 1579-1582 (1999).

タイトルに関連する用語 (6件)： 中性子 ,  実験装置 ,  J-PARC ,  小角散乱 ,  広角 ,  散乱