文献
J-GLOBAL ID:201402218815462103   整理番号:14A0380794

昆虫フェロモンの膜受容体を機能的発現するジャイアントベシクル

Giant vesicles functionally expressing membrane receptors for an insect pheromone
著者 (10件):
資料名:
巻: 50  号: 22  ページ: 2958-2961  発行年: 2014年03月18日 
JST資料番号: D0376B  ISSN: 1359-7345  CODEN: CHCOFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
細胞を含まぬモデル生体膜カプセル中,昆虫蛋白質合成試薬を用いてin situ蛋白質合成を行う方法を開発し,昆虫の嗅覚受容体(OR)蛋白質について実証実験を行った。モデル生体膜として卵黄レシチンジャイアントベシクル(GV)を用い,GVを安定化するために適量のコレステロールとポリエチレングリコールタグ付きリン脂質を加えた。カイコガBombyx mori(Bm)由来の性フェロモン受容体BmOR1とその共受容体BmOrcoのmRNAと昆虫無細胞蛋白質合成試薬をイヌ膵臓ミクロソーム膜と共にGV中にカプセル化した。蛍光顕微鏡観察のために受容体の一方を強化緑色蛍光蛋白質にて標識した。レーザ走査共焦点蛍光顕微鏡観察により,GV中でBmOR1とBmOrcoの合成が起こり,BmOR1とBmOrcoは複合体を形成して小胞状膜に局在すること,BmOR1とBmOrcoの一方のみを合成した場合には小胞状膜への移動と局在は起こらぬことなどを確証した。パッチクランプ法により膜電流を測定した結果,GV中に同時発現したBmOR1/BmOrcoはカイコガ性フェロモンbombykol[(E,Z)-10,12-ヘキサデカジエン-1-オール]の添加により励起され,生細胞中のBmOR1/BmOrco複合体と類似の単一チャンネル機能を示すことが分かった。高感度,高選択的匂いセンサとしての応用を示唆した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  生物学的機能  ,  生体の顕微鏡観察法 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る