抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,スマートフォンにおける第二の位置特定社会基盤である無線LAN(Wi-Fi;Wireless Fidelity)による位置特定について,学習用データ収集時と評価用データ収集時でWi-Fiの電波環境が大きく異なるイベント会場において,その性能評価を行っている。評価結果から,イベント会場や空港,ショッピングモールなど,営業時間外(データベース構築時;学習用データ)と営業時間内(システム利用時;評価用データ)でWi-Fiの電波環境が大きく異なるような場所では,1)人の出入り,2)モバイルルータやテザリング端末の存在,3)Wi-Fiによる電波の利用状況が変化することで,それぞれの位置で観測されるWi-Fiによる位置特定に必要な情報である基本サービスセット識別子(BSSID;Basic Service Set Identifier)や受信信号強度(RSSI;Received Signal Strength Indicator)に変化が生じ,その結果として,位置特定誤差が大きくなることが明らかにしている。(著者抄録)