文献
J-GLOBAL ID:201402222906184987   整理番号:14A1495664

多孔性繭糸内の小孔の占める空間率

Percentage of porous spaces in the cocoon filament from various Saturniidae silkmoths
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  ページ: 65-75  発行年: 2014年11月 
JST資料番号: L3304A  ISSN: 1340-4725  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
繭糸の微細構造は多様で,特に繊度,多孔性,微細構造,セリシン量などに巾広い差が見られる。ヤママユガ科にのみ見られる多孔性繭糸においても,小孔の数,その大きさに大差が見られる。今回は,なぜ多孔性繭糸が生じるのか,その成因,内膜とリソソームとの関係,とくに繭糸内の空間率について観察と測定を行った。その結果,多孔性繭糸内の小孔は後部絹糸腺細胞内に生じたリソソーム由来であることを再度確認した。ヤママユガ科に属する後部絹糸腺細胞の表面にある内膜はカイコガやその他の科に較べ内膜の崩壊が著しく進行し,リソソームは容易に腺腔内へ移行することができる。しかし,ヤママユガ科以外の絹糸腺では内膜がなお残存しリソソームの通過は見られない。したがって,多孔性繭糸はヤママユガ科にのみに存在し,その成因はリソソームと内膜の構造によるものである。ヤママユガ科の多孔性繭糸の空間率については,高いものでテンサン17.4%,クリキュラ22.5%,最も高いものでアゲマ・ミトレイの26.7%であった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
養蚕一般  ,  繊維物理 
引用文献 (12件):
  • Akai, H. (1971) Ultrastructure of fibroin in the silk gland of larval Bombyx mori. Exptl. Cell Res., 69, 219-223.
  • 赤井 弘(1976)昆虫の表面構造.東大出版,東京.
  • 赤井 弘(1990)研究業績抄録(1957-1990)つくば市.
  • 赤井 弘(1993)インドネシアの黄金色に輝く野蚕,黄金繭を作る虫クリキュラ.染織α,188,23-27,染色と生活社,京都.
  • 赤井 弘(1997)昆虫超微形態学.東大出版,東京.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る