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J-GLOBAL ID：201402223660827421   整理番号：14A0332192

周波数領域反射測定法によるケーブル歪み位置の標定

Location of Distorted Positions in a Cable by Frequency Domain Reflectometry

著者 (2件)： 平井直志 (早稲田大) ,  大木義路 (早稲田大)
資料名： 電気学会誘電・絶縁材料研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： DEI-14  号： 40-48  ページ： 29-34  発行年： 2014年02月19日 
JST資料番号： Z0908B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 周波数領域反射測定と高速フーリエ逆変換を原理とした非破壊ケーブル劣化位置標定法を用いて,低密度ポリエチレン絶縁同軸ケーブル,ポリ塩化ビニル絶縁平形コード,難燃エチレンプロピレンゴム絶縁3芯ケーブルを試料として,長さ1.0cmに亘り歪みが与えられている場合,その箇所を正確に標定できることを示した。本手法では,測定周波数域が1.0~200MHzと比較的低くても,歪みが与えられる前のケーブルのスペクトルが既知であれば,そのスペクトルとの差分を取ることにより,長さ30mの同軸ケーブルあるいは3芯ケーブルに与えた幅1cmほどの歪みの位置を標定できることがわかった。また,測定最高周波数を増加させると,測定分解能と感度が向上する。

シソーラス用語： *ケーブル ,  非破壊検査 ,  *位置決め ,  *歪 ,  計測 ,  *逆変換 ,  *高速Fourier変換
準シソーラス用語： *周波数領域反射率測定法

分類 (1件)： 電線・ケーブル  (NA05020S)

引用文献 (16件)：

• T. Chino, H. Ishihara, and K. Amano:“Investigation of Fault Locating Method for Underground Cable Lines using Optical Fiber Type Temperature Sensors”, T. IEE Japan, Vol. 112-B, No.7, pp.578-584 (1992) (in Japanese) 千野孝・石原勇人・天野一夫:「光ファイバ型温度センサを用いたケーブル線路故障点探査方法の検討-ケーブル部への適用の可能性-」, 電学論 B,Vol.112, No.7, pp.578-584(1992)
• T. Nishimoto, H. Komiyama, T. Miyahara, F. Tateno, H. Yamanouchi, and T. Iwasaki: “New Type of 66 kV XLPE Submarine Cable with Mechanical-Damage-Detectable Sensor by Optical Fiber”, T. IEE Japan, Vol. 112-B, No. 10, pp.921-926 (1992) (in Japanese) 西本俊雄・小見山日出男・宮原務・舘野文則・山之内宏・岩崎智麿:「光ファイバを用いた外傷検知線入り 66 kV CV海底ケーブルの開発」, 電学論 B, Vol. 112, No.10, pp.921-926 (1992)
• N. Takinami, T. Chino, S. Yoshida, I. Miura, K. Watanabe, and K. Amano: “Development of the Cable Fault Location Method using the Fiber Optic Distributed Temperature Sensor”, T. IEE Japan, Vol. 113-B, No.5, pp.535-542 (1993) (in Japanese) 滝波直樹・千野孝・吉田昭太郎・三浦功・渡辺和夫・天野一夫:「光ファイバ分布型温度センサによるケーブル故障点標定方法の開発」, 電学論 B, Vol. 113, No.5, pp.535-542 (1993)
• D. Li, D. Wang, N. Takagi, T. Watanabe, and A. Kato: “A New Approach for Location of Electrical Faults along Power Transmission Lines”, T. IEE Japan, Vol. 121-B, No. 6, pp.729-734 (2001) (in Japanese) 李東輪・王道洪・高木伸之・渡辺貞司・加藤彬:「光ファイバを用いた送配電線路における故障点標定の一方法」, 電学論 B, Vol.121, No.6, pp.729-734(2001)
• Y. Ohki and N. Hirai: “Location Feasibility of Degradation in Cable through Fourier Transform Analysis of Broadband Impedance Spectra”, IEEJ Trans. FM., Vol. 132, No. 2, pp. 122-128 (2012) (in Japanese) 大木義路・平井直志 :「広帯域インピーダンススペクトルのフーリエ解析によるケーブル劣化位置標定の可能性」, 電学論 A, Vol. 132, No.2, pp.122-128(2012)

タイトルに関連する用語 (5件)： 周波数領域 ,  測定法 ,  ケーブル ,  歪み ,  標定