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J-GLOBAL ID：201402223869555496   整理番号：14A0591091

カシニワ制度に基づくコミュニティガーデンにおける公共性の変化

Development process of publicness of a community garden established by the Kashiniwa program

著者 (5件)： 渡部陽介 (清水建設 枝研) ,  宮本万理子 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  雨宮護 (東大 空間情報科研セ) ,  寺田徹 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  横張真 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 77  号： 5  ページ： 713-718  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,カシニワ制度に基づくコミュニティガーデンにおける公共性の変化について報告した。先ず,カシニワ制度は,土地の暫定的利用を前提としていることを報告した。次に,本研究では,千葉県柏市の未利用地活用制度「カシニワ制度」の適用第1号である「自由広場」を研究対象として選定したこと,データおよび取得方法は,町会資料調査およびヒアリング調査,行動観察調査を実施したこと,分析の対象期間は,2010年の広場開設直前の時期~現在までとしたこと等を報告した。次に,自由広場の空間・運営・利用の変化に関し,自由広場開設以前の時期,自由広場開設後~「ちょい農」実験開始前,「ちょい農」実験開始後について報告した。更に,考察として,自由広場を巡る公共性の変化,公共空間としての自由広場の特質について報告した。最後に,今後の課題として,本研究では,暫定的利用を前提としたCG(コミュニティガーデン)の公共空間の変化の過程を解明したが,変化を促す要因に関しては,今後,同様の事例研究を積み重ね,それらを比較することで明らかにしていくことが重要であることを報告した。

シソーラス用語： *コミュニティ ,  *庭 ,  千葉県 ,  空間 ,  広場 ,  調査 ,  観察 ,  実験 ,  因子 ,  事例研究
準シソーラス用語： *カシニワ制度 ,  *コミュニティガーデン ,  *公共性

分類 (2件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (29件)：

• 広井良典・小林正弥編 (2010) :コミュニティ:勁草書房, 268pp
• 大江守之 (2008) :大都市郊外地域における家族・コミュニティ変容と<弱い専門システム>の構築:大江守之・駒井正晶編「大都市郊外の変容と『協働』:慶應義塾大学出版会, 1-30
• 篠原雅武 (2007) :公共空間の政治理論:人文書院, 248pp
• カシニワ制度とは, 土地を貸したい土地所有者と使いたい市民団体等を市が仲介し, 未利用地の暫定的利用を支援する制度である。制度の詳細は文献¹⁵⁾²¹⁾を参照
• 藤本真理・中瀬勲 (2006):兵庫県立有馬富士公園における住民参画型公園運営の課題と展望:ランドスケープ研究69(5), 757-762

タイトルに関連する用語 (4件)： 制度 ,  コミュニティ ,  ガーデン ,  公共性