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J-GLOBAL ID:201402225447824454   整理番号:14A0368456

ラット前頭皮質の錐体細胞亜集団の方向および距離依存的領域間結合性

Direction- and distance-dependent interareal connectivity of pyramidal cell subpopulations in the rat frontal cortex
著者 (10件):
資料名:
巻: 2013  号: Oct  ページ: WEB ONLY  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: U7037A  ISSN: 1662-5110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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前頭皮質は様々な皮質および皮質下領域への広範な投射を介して運動の開始と実行において重要な役割を果たす。前頭皮質の2/3層(L2/3)の錐体細胞は他の同側/反対側皮質領域に主として軸索を送る。橋核あるいは反対側皮質に選択的に投射する5層(L5)の錐体細胞の亜集団[交連(COM)細胞]も,多様で時々重複する同側皮質領域を標的とする。しかし,L2/3およびL5投射ニューロンのサブクラスによる同側皮質間(iCC)結合における標的領域依存性関与については殆ど知られていない。皮質領域間の機能的階層性をより良く理解するために,筆者らは二次運動野(M2)と眼窩前頭皮質や一次運動皮質といった隣接領域あるいは嗅周皮質や後部頭頂葉皮質といった遠距離の非前頭領域との間のiCC結合性を比較した。筆者らはiCC細胞と繊維の層分布を特に評価し,これらの投射に参加する錐体細胞のサブタイプを同定した。M2および前頭領域間の結合に関し,両領域のL2/3およびL5細胞は相互投射に寄与した。これは皮質層のそれらの差異的標的指向性に基づき「ボトムアップ」または「トップダウン」として見ることが出来る。M2と非前頭領域の間の結合において,ボトムアップおよびトップダウン投射に参加するニューロンは異なる層に分離した。即ちボトムアップ投射は主としてL2/3細胞から生ずる一方,トップダウン投射はL5 COM細胞が優勢であった。これらの発見は錐体細胞サブタイプによるiCC結合における選択的関与はM2と他の皮質領域の間の方向性のある結合性に繋がることを示唆する。これらの発見に基づき,筆者らは前頭皮質内の領域間の階層性の暫定的な統合フレームワークを提唱し,局所回路と長距離領域間結合との相互作用に関し議論する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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中枢神経系 
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