文献
J-GLOBAL ID:201402226603973372   整理番号:14A0957331

平均気温と気温日較差が寒冷地における湛水直播水稲の出芽・苗立ちに及ぼす影響

Influence of Mean and Daily Range of Air Temperature on Seedling Emergence and Establishment of Direct-seeded Paddy Rice under Submerged Conditions in Cold-climate Areas
著者 (2件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 203-209 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
全国で水稲直播栽培の普及面積が最も大きい北陸地方でも普及程度は地域によって異なり,内陸部では比較的定着傾向が認められるものの,沿岸部では定着しにくい傾向がある.一般に沿岸部では海風があり,海風によって日中の気温が上昇しにくいことから,平均気温が同じであっても,風が気温日較差を小さくすることによって湛水直播水稲の出芽・苗立ちおよびその後の生育経過に影響していることが考えられる.そのため,野外のポット試験で防風区と無防風区を設置して,出芽・苗立ちを比較した結果,防風区は,無防風区に比べて最高気温が高まって気温日較差が大きくなり,出芽・苗立ち率が向上した.次に,催芽種子と恒温器を利用して,異なる平均気温,気温日較差条件で出芽・苗立ちを調査した結果,気温日較差の影響は,播種後低温条件が播種後高温条件に比べて大きかった.また,播種後低温条件では,気温日較差が大きい区は気温日較差が小さい区に比べて出芽・苗立ちは早まり,茎葉部乾物重が大きい傾向を示した.さらに,出芽時における出芽率の実測値とアレニウス式 (温度依存反応式) による推定値はほぼ同様の推移を示した.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作 
引用文献 (17件):
  • 1) 秋田県農林水産部編 2013. 稲作指導指針. http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1373271755583/files/inasaku.pdf (2014/01/21 閲覧).
  • 2) 古畑昌巳・楠田宰・福嶌陽 2005. 水稲の湛水直播・落水栽培における落水時期が出芽・苗立ちに及ぼす影響. 日作紀 74: 134-140.
  • 3) 原嘉隆 2010. 日平均温度で算出した標準温度変換日数の過誤評価程度と日較差を用いた補正. 日作紀 79: 342-350.
  • 4) 本馬昌直・菊地栄一・三浦恒子・酒井博幸・小野寺郁夫・一守貴志・木野田憲久・小菅孝一・寺島一男・渡邊寛明 2000. 東北地域の水稲湛水直播における直播後落水管理の効果と適用条件. 東北農業研究成果情報 14: 51-52.
  • 5) 兵藤宏・楊祥発 1994. 6. エチレン. 高橋信孝・増田義雄編. 植物ホルモンハンドブック 下. 培風館, 東京. 161-201.
もっと見る

前のページに戻る