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J-GLOBAL ID:201402226765931584   整理番号:14A1378858

2011年の原発事故に影響を受けた地域のソバにおける放射性セシウムを減少させるための分析と対策

Analyses and countermeasures for decreasing radioactive cesium in buckwheat in areas affected by the nuclear accident in 2011
著者 (12件):
資料名:
巻: 170  ページ: 40-46  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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東京電力の福島第一原子力発電所は,2011年3月11日の東日本大地震の後,放射性セシウム(Cs)を環境に放出した。放射性Csが農耕地に落ちたあと,一部のソバ(Fagopyrum esculentum Moench)穀粒の放射性核種レベルは,2012年に日本政府によって確立された放射性Cs(100Bq/kg)の標準限界量を含めて,放射性物質の新しい標準限界量を上回った。2012年に,68農家の圃場から採取された土壌とソバ穀粒の調査から,土壌の交換性カリウム(K)濃度は,穀粒における放射性Cs濃度と有意で負の相関があることが明らかとなった。K施用が穀粒の放射性Cs濃度の減少に及ぼす効果は,2012と2013年に,各々,ポットと圃場試験によって確認された。この結果は,KとCsのイオン形態の類似性や,土壌中の交換性K濃度が高いと交換性Cs濃度が低下することに起因する可能性がある。こうした結果に基づき,農家は,基肥を施用する前に土壌交換性K濃度を250mg/kg(K2Oで300mg/kg)に設定するように推奨された。この推奨がされた後,農家圃場の土壌K濃度は上昇して,2013年に生産されたソバ穀粒の放射性Cs濃度の全般的な減少をもたらした。したがって,今年からの穀粒サンプルでは,日本の被災地全域で放射性Cs濃度の標準限度量を上回ることはなかった。これらの努力は,放射性Csの汚染地域における農業の再生と復元に大きく寄与した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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畑作物一般  ,  植物での代謝と蓄積  ,  環境の汚染及び防止 

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