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J-GLOBAL ID：201402228977058735   整理番号：14A0632911

太陽活動データベース画像を利用して地球公転軌道の離心率を導出する実習教材の開発と実践

著者 (9件)： 山村秀人 (滋賀県長浜北星高) ,  時政典孝 (兵庫県佐用町) ,  洞口俊博 (科学博物館) ,  五島正光 (巣鴨中・高) ,  原正 (埼玉県豊岡高) ,  畠浩二 (岡山商科大附属高) ,  矢治健太郎 (国立天文台) ,  古荘玲子 (都留文科大) ,  金光理 (福岡教大)
資料名： 地学教育  (Education of Earth Science)
巻： 66  号： 5/6  ページ： 123-138  発行年： 2014年03月25日 
JST資料番号： X0686A  ISSN： 0009-3831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1年を周期とした太陽の視直径の変化は太陽地球間の距離の周期的変化によるものであり,地球公転軌道が楕円であることによる。われわれは,国立天文台の太陽黒点観測画像データベースのFITS画像を用いて視直径を測定し,その変化から地球公転軌道の離心率を求めた。そして,この方法を用いて,ケプラーの第一法則と地球軌道の形について考える実習教材を作成し,高校の地球学の授業で実施した。FITS画像の画素数で太陽の視直径を測定する方法は比較的簡便で,精度良く確実に視直径の変化を求めることができた。生徒たちは一人ひとりの測定値を元に,全員で一つの視直径変化のグラフを完成させ,地球軌道の離心率を求めることができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *太陽活動 ,  データベース ,  運動 ,  離心率 ,  開発 ,  軌道 ,  太陽 ,  教育 ,  実習 ,  *教材 ,  アンケート ,  高校生 ,  *科学教育 ,  天体力学 ,  地球 ,  *学校教育
準シソーラス用語： 衛星軌道 ,  教材開発 ,  公転 ,  実践教育 ,  天文教育 ,  地球軌道

分類 (1件)： 宇宙・地球科学教育  (DA01050N)

引用文献 (11件)：

• 吉荘玲子・原 正・洞口俊博・PAOFITS WG(2004) : リアルデータを教室に-公開天文台ネットワークPAOFITS WGの活動-. 天文月報, 97, 149-155.
• Horaguchi, T., Furusho, R., Agata, H. and paofits WG (2006): FITS Image Analysis Software for Education: Makali'i. In: C. Arviset, D. Ponz and E. Solano (eds.), Proceedings of Astronomical Data Analysis Software and System XV. ASP Conference Series, 351, 544-547.
• 今井英樹・末松芳法・宮下正邦・熊谷收可 (1998) : 黒点・白斑スケッチ観測の自動化システム. 国立天文台報, 4, 1-7.
• 伊東昌市 (1984) : 太陽の大きさ. 西城惠一・伊東昌市(編), 工作による天体観測, 共立出版, 東京, 72-74.
• 小島丈兒・須田 建・長谷 晃・杉村 新・内海和彦・橋本雅己・藤井 守・前田文則・山田正己 (1995) : 高等学校 地学 IB, 第一学習社, 広島, 255-259.

タイトルに関連する用語 (10件)： 太陽活動 ,  データベース ,  地球 ,  公転 ,  軌道 ,  離心率 ,  導出 ,  実習 ,  教材 ,  開発