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J-GLOBAL ID：201402229799228997   整理番号：14A0089294

栃木県の園芸作物に発生したアザミウマ類6種に対する各種薬剤の殺虫効果

著者 (2件)： 春山直人 (栃木県農業環境指導セ) ,  松本華苗 (栃木県農業環境指導セ)
資料名： 関東東山病害虫研究会報  (Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society)
号： 60  ページ： 121-124  発行年： 2013年12月01日 
JST資料番号： F0760A  ISSN： 1347-1899  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年に栃木県内の園芸作物圃場で採集したヒラズハナアザミウマ,ミカンキイロアザミウマ,ミナミキイロアザミウマ,ハナアザミウマ,ビワハナアザミウマ,ネギアザミウマの6種18個体群の雌成虫を用いて,主要な防除薬剤15剤の殺虫効果を調査した。その結果,全ての供試種および個体群に高い殺虫効果を示す薬剤は認められなかった。ミカンキイロアザミウマでは,全ての個体群に効果の高い薬剤は認められず,一部の個体群に高い効果を示したのはプロチオホス,マラソン,スピノシン剤,ピリダリル,フィプロニルであった。ミナミキイロアザミウマでは,エマメクチン安息香酸塩とピリダリルの殺虫効果が高かったが,その他の薬剤は総じて効果が低かった。ヒラズハナアザミウマ,ハナアザミウマではネオニコチノイド剤の効果はばらついたものの,合成ピレスロイド剤や有機リン剤,スピノサド剤といった主要な薬剤の効果は高かった。ビワハナアザミウマはエマメクチン安息香酸塩の効果が中程度であったものの,大半の供試薬剤の効果が高かった。ネギアザミウマには,ネオニコチノイド剤,有機リン剤のプロチオホス,アセフェート,スピノシン剤,フィプロニルの効果が高かったものの,合成ピレスロイド剤,有機リン剤のマラソン,エマメクチン安息香酸塩,ピリダリル,クロルフェナピルでは個体群間差が大きかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 栃木県 ,  *園芸作物 ,  *薬物 ,  *殺虫作用 ,  ミカンキイロアザミウマ ,  ミナミキイロアザミウマ ,  成虫 ,  チオール ,  フェノール類 ,  芳香族塩素化合物 ,  無機酸エステル ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ジカルボン酸 ,  *アザミウマ目 ,  Frankliniella intonsa ,  *無脊椎動物 ,  *有翅亜綱
準シソーラス用語： *アザミウマ類 ,  ヒラズハナアザミウマ ,  *殺虫効果 ,  *薬剤

分類 (2件)： 園芸作物一般  (FC03041P) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

物質索引 (4件)： ピリダリル ,  フィプロニル ,  プロチオホス ,  マラソン

引用文献 (18件)：

• Abbott, W. S, (1925) J. Econ. Entomol. 18: 265-267.
• 安達鉄矢ら (2012) 第56回応動昆講要 p. 7 (講要).
• 福田 充ら (2007) 関東病虫研報 54: 43-46.
• 福田 充ら (2009) 関東病虫研報 56: 67-69.
• 井口雅裕 (2012) 関西病虫研報 54: 193-194.

タイトルに関連する用語 (5件)： 栃木 ,  園芸作物 ,  アザミウマ類 ,  薬剤 ,  殺虫効果