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J-GLOBAL ID:201402230351744453   整理番号:14A0227603

シロザ,オオイヌタデ,アメリカセンダングサ種子の発芽特性に及ぼす短期湛水処理の影響

The effects of short period flooding on the seed germination characteristics of Chenopodium album L., Persicaria lapathifolia (L.) S. F. Gray and Bidens frondosa L.
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 1-9 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0809B  ISSN: 0372-798X  CODEN: ZASKAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ダイズ不作付け期間の短期湛水処理による雑草種子の発芽促進・斉一化の効果を明らかにするために,シロザ,オオイヌタデ,アメリカセンダングサ種子の発芽率,平均発芽日数,発芽斉一性に及ぼす湛水期間と湛水温度の影響を検討した。湛水期間は0,3,7,14,21日間の5水準とし,処理温度は15/20°Cおよび20/25°Cの2水準とした。種子は休眠状態の異なる種子,すなわち前処理として5°C湿潤・暗条件で28日間低温湿潤処理した種子と無前処理種子の2種類を供試した。湛水処理はろ紙で包んだ種子を腰高シャーレ内の蒸留水に浸漬することにより暗条件下で行った。3草種ともに無前処理種子では15/20°Cの湛水処理により,平均発芽日数の減少すなわち発芽速度の上昇が認められるとともに,発芽不斉一性の低下すなわち発芽の斉一化が認められた。また,同湛水処理によりシロザの休眠種子が減少し,発芽種子が増加することも認められた。以上の結果から,供試3草種については,ダイズ作付け前の短期湛水処理によって出芽を促進させて栽培期間前に防除することによりダイズ栽培期間の雑草発生量を低減させることが可能であることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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栽培的防除  ,  豆類 
引用文献 (18件):
  • 原田二郎・田中孝幸1982. アメリカセンダングサの発芽特性と各種植物生長調節物質による休眠覚醒.雑草研究 27(別), 19-20.
  • 今泉智通・浅井元朗・渡邊寛明・内野彰2011. 土壌水分がシロザ種子の休眠状態に及ぼす影響.雑草研究 56(3), 147-153.
  • 小荒井晃・住吉正・大段秀記・保田謙太郎2006. 貯蔵条件の異なるタウコギ,アメリカセンダングサ種子の休眠と生存.雑草研究51(別), 122-123.
  • 木田陽一・浅井元朗2006. 夏期湛水条件がカラスムギおよびネズミムギ種子の生存に及ぼす影響.雑草研究 51(2), 87-90.
  • Miura, H., K. Saitoh and C. Tsuda 1988. Diallel analysis of genotype-environment interaction for the speed and uniformity of germination in Rustica Tobacco. Japanese journal of breeding 38 (1), 17-26.
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