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J-GLOBAL ID:201402230674129863   整理番号:14A1495963

福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウムの環境中での移行挙動とミクロスケールでの不均質性

著者 (4件):
資料名:
号: 27  ページ: 12-19  発行年: 2013年04月30日 
JST資料番号: L4631A  ISSN: 2433-4936  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原発事故に伴い環境中に放出された放射性セシウムを,様々な試料についての分析概要を紹介した。大気エアロゾル試料のオートラジオグラフィーで,放射性セシウムを高濃度に含む粒子が確認され,その多くは水溶性化学種であった。粒子間で,汚染の不均一に分布した。この化学種は,地表で,土壌や岩石の粘土鉱物に強く吸着され,表層付近にとどまった。河川水中の懸濁粒子には,こうした土壌粒子由来と考えられる高濃度に放射性セシウムを含む粒子が見られた。樹葉試料では,純水,洗剤,アセトンによる溶脱後も,半分以上の放射性セシウムが葉中に存在した。放射性セシウムは粒子態として環境中を移行し,容易に脱着しないので不均質性を保つ。森林に蓄積された放射性セシウムの侵食による生態系への移行が課題である。
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 
引用文献 (17件):
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