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J-GLOBAL ID：201402232200120060   整理番号：14A0165625

無核性完全甘ガキ品種‘福岡K1号’の育成ならびにジベレリン散布と摘蕾による結実安定効果

Development of Seedless PCNA Persimmon (Diospyros kaki Thunb.) cv. ‘Fukuoka K1 Gou’ and the Effect of Gibberellin Spray and/or Disbudding on Fruit Set

著者 (3件)： 千々和浩幸 (福岡県農業総合試験場) ,  朝隈英昭 (福岡県農業総合試験場) ,  石坂晃 (福岡県農業総合試験場)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 12  号： 3  ページ： 263-267 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 六倍体完全甘ガキ品種の‘富有’と‘太秋’との交雑で生じた不完全種子から,九倍体無核性完全甘ガキ品種‘福岡K1号’(商標名:秋王)を育成した.‘福岡K1号’の成熟期は‘太秋’とほぼ同時期で,10月中旬~11月上旬であった.果重は平均365 gで‘富有’より大きく,‘太秋’と同程度であった.果実糖度は平均19.6°で果肉硬度は柔らかく,肉質は粗で食味は良好であった.単為結果性および偽単為結果性ともに強くなく,若樹齢樹では結実がやや不安定であった.200 ppmのジベレリンを満開10日後に散布あるいは摘蕾することにより結実性が高まり,これらを組み合わせることで結実率がさらに高まった.(著者抄録)

シソーラス用語： 六倍体 ,  *カキ ,  *果物 ,  ジベレリン ,  摘花摘蕾 ,  結実 ,  単為結実
準シソーラス用語： 甘柿 ,  秋王 ,  太秋 ,  単為結果 ,  摘蕾 ,  富有 ,  *福岡K1号 ,  *無核果

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (19件)：

• Chijiwa, H., M. Kuwahara, N. Hirakawa and T. Tetsumura. 2008. Generation of nonaploid persimmons (Diospyros kaki Thunb.) by embryo culture of imperfect seeds derived from a cross between ‘Fuyu’ and ‘Taishuu’. J. Japan. Soc. Hort. Sci. 77: 358-363.
• 文室政彦.2003.被覆条件下のベッド栽培におけるカキ‘刀根早生’と‘新秋’の結実に及ぼす摘蕾および人工受粉の影響.園学研.2: 179-182.
• 林 公彦・牛島孝策・千々和浩幸・姫野周二.1996.カキ‘伊豆’の生理落下防止に対する植物生長調節物質の効果.福岡農総試研報.15: 82-86.
• 広瀬和栄・山本正幸・佐藤敬雄・大畑徳輔・西田光夫・池田 勇・志村 勲・柴 茂・八木正房・冨永信行.1971.カキ新品種‘伊豆’について.園試報B.11: 1-17.
• 堀江裕一郎・平島敬太・鶴 丈和.1988.カキ‘伊豆’の生理落果に及ぼす着果制限と人工受粉の影響.福岡農総試研報B.8: 15-18.

タイトルに関連する用語 (8件)： 核 ,  品種 ,  福岡 ,  ジベレリン ,  散布 ,  摘蕾 ,  結実 ,  安定効果