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J-GLOBAL ID：201402233100171755   整理番号：14A0932420

国内マグロ養殖業における大手資本の参入・生産実勢と市場構造

著者 (2件)： 山本尚俊 (長崎大) ,  北野慎一 (京大)
資料名： 漁業経済研究  (Japanese Journal of Fisheries Economics)
巻： 58  号： 2  ページ： 1-15  発行年： 2014年07月15日 
JST資料番号： L6238A  ISSN： 0433-0323  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)がマグロ漁獲枠の段階的削減を打ち出した2006年以降,日本の大手水産会社・商社等が在庫確保・国内養殖への参入や拠点増設を加速させている。大手資本系養殖業者の生産実勢から現行の市場構造を把握した,又は国内マグロ養殖業の今後の再編成との関係で捉えた研究はない。国内マグロ養殖業の現局面について検討した結果,1)国際規制強化に伴う海外産地の凋落等を契機に大手資本の国内養殖への参入や拠点増設が既存業者のM&Aや養殖漁家との協業化等を伴いつつ進み,2)大手資本系7社の出荷量が既に国内全体の半数に及んでおり,3)養殖業者間で種苗の集荷競争が強まり,種苗産地・採補者の囲い込みが強化され,旋網種苗にも集荷対象を拡げ,4)人工種苗の開発投資や種苗生産業者との取引パイプの構築に乗り出すなどの動きが活発化している実態を明らかにした。さらに,管理規制強化が国内マグロ養殖業に与える影響について考察した。

シソーラス用語： *マグロ ,  *市場構造 ,  生産量 ,  実態調査 ,  大企業 ,  種苗管理
準シソーラス用語： *クロマグロ ,  漁獲規制 ,  *魚類養殖 ,  種苗生産 ,  商社 ,  人工種苗 ,  *生産活動 ,  *生産構造 ,  生産高 ,  大手企業

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  水産経済・経営  (FH01020D) ,  水産増養殖一般  (FH04010N)

タイトルに関連する用語 (5件)： マグロ ,  大手 ,  資本 ,  参入 ,  市場構造