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J-GLOBAL ID：201402233495868970   整理番号：14A1062524

科学写真乳剤の設計-電離放射線の飛跡検出用乳剤の場合-

Design of Photographic Emulsions for Scientific Applications-Case of the Photograpbic Emulsion to Detect the Track of Ionizing Radiations-

著者 (1件)： 高田俊二 (千葉大 大学院融合科学研究科)
資料名： 日本写真学会誌  (日本写真学会会誌)
巻： 77  号： 3  ページ： 238-247  発行年： 2014年08月25日 
JST資料番号： G0165A  ISSN： 0369-5662  CODEN： NSGKAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 基礎物理学分野で,原子核感材は空間分解能が高く,かつ3次元的な検出器としてユニークな存在である。そして,イギリスのノーベル賞学者Powellが導入した原子核乳剤は,産業構造の変化により基礎研究者が中心となって自ら開発する新しい局面を迎えている。本論文では,微粒子乳剤の従来知見を整理し,目的の飛跡に対して高い識別能をもつ乳剤設計に関する議論を行う。最初に,電離放射線の感光機構を提示し,次に最新の超高解像力乳剤を紹介する。そして原子核乳剤で重要因子となる再結合防止と高照度相反則不軌および飛跡弁別の技術に関して考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： *写真乳剤 ,  *電離放射線 ,  検出器 ,  感光材料 ,  原子核乳剤 ,  微粒子 ,  材料設計 ,  高分解能 ,  乳剤 ,  再結合 ,  写真感光理論 ,  認識 ,  粒子飛跡 ,  イオン伝導 ,  相反則不軌 ,  超高解像度 ,  *飛跡 ,  飛跡検出器
準シソーラス用語： 判別

分類 (1件)： 感光材料  (ZA03020Q)

引用文献 (41件)：

• 高田俊二, "写真産業の技術革新史-その1, 乳剤時代の幕開けと感光材料の工業化", 日本写真学会誌, Shunji TAKADA, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 77, 76-82 (2014).
• R. Brown, U. Camerini, P H. Fowler, H. Muirhead, C. F. Powell, D. M. Ritson, "Observation with Electron-Sensitive Plates Exposed to Cosmic Radiation", Nature, 163, 47-51 (1949).
• R. W. Berriman, "Electron Tracks in Photographic Emulsions", Nature, 161, 432 (1948).
• R. W. Berriman, "Recording of Charged Particles of Minimum Ionizing Power in Photographic Emulsions", Nature, 162, 992 (1948).
• 丹羽公雄, "放射線計測における写真乾板", 日本写真学会誌, Kimio NIWA, J. Soc. Photogr. Sci. Tech. Jpn., 67, 561-568 (2004).

タイトルに関連する用語 (6件)： 科学 ,  写真乳剤 ,  設計 ,  電離放射線 ,  飛跡 ,  乳剤