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J-GLOBAL ID：201402233748506280   整理番号：14A0140270

前期~中期中新世における東北日本弧内テクトニクス

著者 (4件)： 細井淳 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  岡田誠 (茨城大 理) ,  後閑友裕 (守谷市役所) ,  天野一男 (茨城大 理)
資料名： 堆積学研究  (Journal of the Sedimentological Society of Japan)
巻： 72  号： 2  ページ： 141-146  発行年： 2013年12月20日 
JST資料番号： X0724A  ISSN： 1342-310X  CODEN： TAKEF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,日本海拡大前後の島孤内堆積盆を代表する岩手県西和賀町周辺の奥羽脊梁山脈を対象として,主として筆者らによる堆積相解析に基づいた火山活動,堆積作用・堆積場の変遷及び古地磁気学的研究結果を総合して,日本海拡大時における島孤内のテクトニクスと堆積作用を4つのステージに分けて考察した。特筆すべきは,15から14Maに約45°の反時計回りの回転運動が起こるとともに,約1000mの急速な沈降と連続した爆発的火山活動が起こったことであり,この時期の急速な沈降にはテクトニクスの影響が大きかったと判断される。

シソーラス用語： 日本海 ,  *岩手県 ,  火山活動 ,  *堆積作用 ,  *テクトニクス ,  *中新世 ,  古地磁気 ,  海洋底拡大 ,  層相解析 ,  東北日本区 ,  島弧

分類 (2件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  第三紀  (DE02060R)

引用文献 (33件)：

• 天野一男, 佐藤比呂志, 1989, 東北本州弧中部地域の新生代テクトニクス. 地質学論集, no.32,81-96.
• Haq, B.U., Hardenbol, J. and Vail, P.R., 1987, Chronology of fluctuating sea levels since Triassic. Science, 235, 1156-1167.
• Hirooka, K., Yamada, R., Yamashita, M. and Takeuchi, A., 1990, Paleomagnetic evidence of the rotation of central Japan and the Paleoposition of Japan. Palaeogeography. Palaeoclimatology. Palaeoecology., 77, 345-354.
• Hoshi, H. and Matsubara, T., 1998, Early Miocene paleomagnetic results from the Ninohe area, NE Japan: Implications for arc rotation and intra-arc differential rotations. Earth, Planets and Space, 50, 23-33.
• 細井 淳, 天野一男, 2013, 岩手県西和賀町周辺奥羽脊梁山脈における前期~中期中新世の火山活動と堆積盆発達史. 地質学雑誌, 119, 630-646.

タイトルに関連する用語 (4件)： 前期 ,  中期中新世 ,  東北日本弧 ,  テクトニクス