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J-GLOBAL ID：201402234082873212   整理番号：14A0476203

塗装木材に関する屋外暴露試験と促進耐候性試験の相関

Correlation between natural and accelerated weathering of coated wood

著者 (6件)： 石川敦子 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 40  号： 2  ページ： 55-63  発行年： 2014年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材保護塗料(水性7種類,油性2種類)で塗装されたスギ心材を試料として,キセノンランプ法(JIS K5600-7-7)と紫外線蛍光ランプ法(EN 927-6)による促進耐候性試験を実施し,屋外暴露試験(つくば市,南面45度傾斜)に対する相関性・促進性を評価した。試料の変色と撥水度の変化を比較・解析した結果,屋外暴露試験の2年間に相当するキセノンランプ法の試験期間が約2500時間(促進倍率:約7.0倍)であり,紫外線蛍光ランプ法では約12週間(同:約8.7倍)であることが示された。また,木材の塗装の有無や塗料のタイプによる違いについては,無塗装材と油性塗料については,屋外暴露試験における色差・撥水度の変化傾向を良く再現できる点でキセノンランプ法が適し,水性塗料については,屋外暴露試験における色差の変化傾向と撥水度の性能順位を良く再現できる点で紫外線蛍光ランプ法が適することを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  塗装 ,  曝露試験 ,  屋外 ,  *耐候性試験 ,  *加速試験 ,  スギ材 ,  心材 ,  キセノンランプ ,  蛍光ランプ ,  紫外線 ,  色差 ,  撥水
準シソーラス用語： キセノンランプ法 ,  紫外線蛍光ランプ法 ,  *塗装木材

分類 (1件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (16件)：

• Feist, W. C., Mraz, E. A.: Comparison of outdoor and accelerated weathering of unprotected softwoods, Forest Products Journal, 28, 38-43 (1978).
• Podgorski, L., Merlin, A., Deglise, X.: Analysis of the natural and artificial weathering of a wood coating by measurement of the glass transition temperature, Holzforschung, 50, 282-287 (1996).
• Podgorski, L., Arnold, M., Hora, G.: A reliable artificial weathering test for wood coatings, Coatings World, 2, 39-46 (2003).
• 日本工業規格:塗料一般試験方法-第7部:塗膜の長期耐久性,JIS K-5600-7 (2008).
• European standard : Paints and varnishes - Coating materials and coating systems for exterior wood, Part 6 : Exposure of wood coatings to artificial weathering using fluorescent UV lamps and water, EN 927-6 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 塗装木材 ,  屋外暴露試験 ,  促進耐候性試験 ,  相関