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J-GLOBAL ID：201402235006104540   整理番号：14A1387224

森林からのメタン発生-進行する高CO₂環境の影響-

著者 (3件)： 小池孝良 (北大 農) ,  高木健太郎 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  佐藤冬樹 (北大 北方生物圏フィールド科セ)
資料名： 北方林業  (Northern Forestry, Japan)
巻： 66  号： 9/10  ページ： 284-287  発行年： 2014年10月01日 
JST資料番号： Y0115A  ISSN： 0388-8045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来,森林はメタン吸収源と考えられてきたが,ヤチダモやハンノキ等樹種によってはメタン放出が見られ,それが温室効果ガスとなっていることが知られている。ここでは,11年に亘って野外において行ってきた,高CO2環境が植物に及ぼす影響について,CO2付加実験を基に予想される無機生産環境の変化と樹林からのメタン発生に対していかに対策すべきかをレビューした。

シソーラス用語： *森林 ,  *メタンガス ,  トネリコ属 ,  ハンノキ ,  *温室効果ガス ,  通気組織 ,  濃度 ,  防止 ,  林分 ,  間伐 ,  植生 ,  林木 ,  *発生
準シソーラス用語： CO2濃度 ,  ガス発生 ,  ヤチダモ ,  森林樹木 ,  地球温暖化防止 ,  林分構造

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (15件)：

• 波多野隆介(2010)岡崎正規ら編著, 日本の土壌, 朝倉, 132-147,
• 石塚成宏・清水貴範 (2010) 九州のスギ・ヒノキ林土壌のメタン吸収, 九州の森と林業, 93, 森林総研.
• Kim, Y.S., Watanabe, M., Imori, M., Sasa, K., Takagi, K., Hatano, R. and Koike, T. (2011) Reduced atmospheric CH₄ consumption by two forest soils under elevated CO₂ concentration in a FACE system in northern Japan. Jpn. J. Atmospheric Environ., 46 : 30-36.
• Kim, Y.S. (2013) Soil-Atmosphere Exchange of CO₂, CH₄, and N₂O in Northern Temperate Forests : Effects of elevated CO₂ concentration, N deposition and forest fire. Eurasian J. For. Res. 16 : 1-43.
• Kitaoka, S., Sakata, T., Koike, T., Tobita, H., Uemura, A., Kitao, M., Maruyama, Y., Sasa, K. and Utsugi, H. 2007. Methane emission form leaves of larch, birch and oak seedlings grown under elevated CO₂ in northern Japan -A preliminary study-. J. Agr. Meteo., 63 : 201-206.

タイトルに関連する用語 (4件)： 森林 ,  メタン ,  CO2 ,  環境