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J-GLOBAL ID：201402236520709989   整理番号：14A0590205

層状複水酸化物 層状複水酸化物の酸性ガス処理への応用

著者 (2件)： 亀田知人 (東北大 大学院工学研究科) ,  吉岡敏明 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 21  号： 370  ページ： 197-203  発行年： 2014年05月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 層状複水酸化物の多くは陽イオン交換能をもつが,Mg-Al系複水酸化物(Mg-Al LDH)は陰イオン交換能を持つ化合物である。MgおよびAlもそれぞれ2価おおよび3価のイオンと置換が可能であるし,ゲスト層の陰イオンはCO₃^2-からI^-のように幅広くインターカレーションすることが可能である。そのためMg-Al LDHは胃腸薬や熱安定剤として使われている。この化合物は水溶液中の陰イオンを捕捉してLDH構造を再生することができる。また,有機イオンをインターカレーションすることによって陽イオンの重金属を捕捉することもできることが分かってきた。これらの特徴を利用して,塩化水素排ガスの処理の手段としてLDH化合物循環利用する方法について解説した。

シソーラス用語： 水酸化物 ,  *層状化合物 ,  インターカレーション ,  マグネシウム化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  *排ガス処理 ,  サワーガス ,  大気汚染 ,  *塩酸 ,  焼却 ,  廃棄物処理 ,  高分子廃棄物 ,  反応機構 ,  pH【水素イオン指数】 ,  経時変化 ,  反応速度 ,  律速 ,  熱分解
準シソーラス用語： 層状複水酸化物 ,  *酸性ガス ,  廃棄物焼却 ,  プラスチック廃棄物 ,  除去率 ,  反応速度モデル

分類 (3件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  排ガス処理法  (SC04020W)

引用文献 (33件)：

• F. Cavani, F. Trifiro, A. Vaccari, Catal. Today, 11, 173-301 (1991).
• L. Ingram, H. F. W. Taylor, Mineral. Mag., 36, 465-479 (1967).
• R. Allmann, Acta Cryst., B24, 972-977 (1968).
• S. Miyata, Clay. Clay Miner. 28, 50-56 (1980).
• P. Wu, Q. Zhang, Y. Dai, N. Zhu, P. Li, J. Wu, Z. Dang, Clays Clay Miner., 59, 438-445 (2011).

タイトルに関連する用語 (3件)： 層状複水酸化物 ,  酸性ガス ,  応用