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J-GLOBAL ID：201402237061682114   整理番号：14A0796695

地中インフラストラクチャーの維持管理 地中送電用洞道の維持管理事例

著者 (3件)： 砂原宏介 (東京電力) ,  桑原弘昌 (東京電力) ,  小椋明仁 (東京電力)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 42  号： 7  ページ： 068-071  発行年： 2014年07月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 首都圏の電力ケーブルを収容する地中送電用洞道は,経年30年を超えるものが全体の約4割(約160km)を占めるようになり老朽化が進んでいる。本稿では,地中送電用洞道で確認されている3つの変状(圧密沈下,塩害,漏水)に対する対策事例を紹介した。第一は,地盤の圧密沈下により洞道の内空変位やひび割れが見られた例で,補強部材に軸力を導入して対処した。第二は,塩害により鉄筋腐食が生じた例で線状陽極方式の電気防食法を採用した。第三は,洞道継目からの漏水に対し,従来のウレタン樹脂に代わりアルファー・ゾルを主材とした止水材を適用した。最後に事後保全から予防保全への移行の重要性を述べた。

シソーラス用語： *電力ケーブル ,  *洞道 ,  送電線 ,  *維持管理 ,  コンクリート構造 ,  水漏れ ,  塩害 ,  圧密沈下 ,  腐食 ,  電気防食 ,  アノード ,  金属腐食
準シソーラス用語： 経年劣化 ,  線状陽極 ,  地中送電線 ,  鉄筋腐食

分類 (2件)： トンネルの保守と付帯設備,その他  (RC05060U) ,  防食  (WB03040M)

引用文献 (3件)：

• 塩冶,内藤,阿南,大塚,小泉:経年劣化したシールドトンネルの補強に関する研究,土木学会論文集F1(トンネル工学), Vol.67, No. 2, pp.62~78,2004. 1.
• 石塚,小椋,桑原,大久保:電気防食を適用した地中送電洞道の劣化対策事例,トンネルと地下,Vol.44, No.12, pp.925 ~932, 2013.12.
• 小椋,桑原,佐野:長期耐久性を目指したコンクリート地下構造物漏水補修工法の開発,電力土木,Vol.368, pp.52~56, 2013.11.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地中 ,  インフラストラクチャー ,  維持管理 ,  送電 ,  洞道