抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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伽藍岳,塚原地熱地域で採取した温泉水,冷泉水,湧水のSr同位体比を分析した。温泉水と冷泉水のSr同位体比(
87Sr/
86Sr)は良く一致している。温泉水,冷泉水と比べ標高の低い地点で採取した湧水のSr同位体比は有意に高い。この違いが生じた可能性としては,(1)採水地点が異なるので,水が通った経路が異なる,(2)温泉,冷泉水へは火山ガス成分の溶解が影響している,が考えられる。湧水は火山帯下部層により高いSr同位体比を持つ層序が存在するためであり,温泉,冷泉水へは湧水より低いSr同位体比の地熱ガスが寄与している可能性がある。