抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本学術会議の「工学システムに関する安心・安全・リスクの検討分科会」の下に設置された「安全目標のガイドライン検討小委員会」で検討された「工学システムの社会安全目標」の内容を紹介した。それらは,1)検討された安全目標の要件,2)安全目標の内容,3)工学システム安全に対する要求事項,4)工学システムの安全を担保するために必要な役割分担(行政,事業者・専門家,市民)についてである。特に1)では,「安全目標は,社会制度・科学技術の変化・進歩を考慮すべきであり,また,対象・被害形態・影響の大きさ,選択肢の有無等,社会や技術の状況によって変化する」などの考え方を示した。また,2)では人命を対象とした目標は,「無条件で許容できる基準値」と「これ以上のリスクが存在するシステムは許容されない基準値」とに2分され,社会的リスクに対する目標は,影響対象(経済・環境・物理的)によって3分されるとした。