文献

J-GLOBAL ID：201402243177093337   整理番号：14A0575839

改良型Becke-Johnson交換ポテンシャルを用いたBi₂GaTaO₇に関する第一原理エネルギーバンド計算

Improved calculation of band gap of Bi₂GaTaO₇ crystal with modified Becke-Johnson exchange potential

著者 (6件)： 松嶋茂憲 (北九州工高専) ,  小袋由貴 (九州工大 大学院) ,  小畑賢次 (北九州工高専) ,  中村裕之 (北九州工高専) ,  新井正男 (物質材料機構) ,  小林健吉郎 (静岡大 大学院)
資料名： 北九州工業高等専門学校研究報告(Web)  (Research Report of National Institute of Technology, Kitakyushu College (Web))
号： 47  ページ： 53-56 (WEB ONLY)  発行年： 2014年01月 
JST資料番号： U0250A  ISSN： 2185-7598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Bi系金属酸化物は酸化Tiより高い光触媒活性を示すことが見出され,光触媒材料として注目を浴びている。Bi₂GaTaO₇について改良型Becke-Johnson交換ポテンシャルを用いて電子構造を計算した。エネルギーバンド図から価電子帯の頂上はN点,電子伝導帯の底はZ点にあり,Bi₂GaTaO₇は間接遷移型の物質であることがわかった。N-Z間の最小エネルギーは2.18 eVで実験値(約2.5 eV)に近い。Bi₂GaTaO₇の全状態密度と構成元素各々の全状態密度図から,価電子帯は下部価電子帯と上部価電子帯に区別でき,前者はBi 6s状態が,後者は主にO 2p状態が支配している。伝導帯の低エネルギー側はTa 5dに支配され,高エネルギー側はBi,O, Gaの寄与が加わる。複素誘電関数の計算から,屈折率は約2.0,バンドギャップ吸収にはz方向の異方性があることがわかった。

シソーラス用語： *計算 ,  状態密度 ,  価電子バンド ,  誘電関数 ,  屈折率 ,  光触媒 ,  触媒活性 ,  *タンタル酸塩 ,  ビスマス化合物 ,  ガリウム化合物 ,  ab initio法 ,  光学的性質 ,  電子構造 ,  *第一原理計算 ,  複素誘電関数 ,  *エネルギー帯
準シソーラス用語： *エネルギーバンド

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 第一原理 ,  エネルギーバンド ,  計算