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J-GLOBAL ID：201402244040655296   整理番号：14A0483464

中央構造線沿いに湧出する高塩分泉の起源-プレート脱水流体起源の可能性についての水文化学的検討-

Origin of saline waters distributed along the Median Tectonic Line in southwest Japan: Hydrogeochemical investigation on possibility of derivation of metamorphic dehydrated fluid from subducting oceanic plate

著者 (8件)： 網田和宏 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  大沢信二 (京大 大学院理学研究科 地球熱学研究施設) ,  西村光史 (東洋大 経済) ,  山田誠 (総合地球環境学研) ,  三島壮智 (京大 大学院理学研究科 地球熱学研究施設) ,  風早康平 (産業技術総合研 地質情報研究部門) ,  森川徳敏 (産業技術総合研 地質情報研究部門) ,  平島崇男 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 日本水文科学会誌  (Journal of Japanese Association of Hydrological Sciences)
巻： 44  号： 1  ページ： 17-38  発行年： 2014年02月28日 
JST資料番号： L1875A  ISSN： 1342-9612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非火山地域の温泉の起源流体を変成脱水流体に求めることの可能性について検討した。ここでは,特に中央構造線沿いに分布する塩分濃度の高い温泉水に着目した。本研究により,これらの起源となっている深部由来の流体には少なくとも粘土鉱物の層間脱水流体と変成脱水流体の2種類が存在することが示された。またこれらの温泉の深部起源流体波フィリピン海プレートの沈み込みが浅い前弧地域側で深さの違いに応じて生じる異なるタイプのプレート脱水によって形成された可能性も示された。

シソーラス用語： *温泉水 ,  *プレート ,  *流体 ,  中央構造線 ,  フィリピン海プレート ,  塩分 ,  地下水 ,  水文学
準シソーラス用語： *起源 ,  水文化学 ,  *脱水流体

分類 (2件)： 土木地質学・水文地質学一般  (DE09080K) ,  地球熱学,火山物理学  (DC03070D)

引用文献 (45件)：

• 青矢睦月 (2005):四国三波川帯・瀬場地域の研究史:高度変成地域の野外調査にまつわる諸事情, 地質調査研究報告, 56, 137-146.
• 網田和宏・大沢信二・杜 建国・山田誠 (2005):大分平野の深部に賦存される有馬型熱水の起源, 温泉科学, 55, 64-77.
• 愛媛県立衛生環境研究所 (1999):愛媛県立衛生環境研究所年報, 2, 63p.
• 植田良夫・野澤 保・大貫仁・河内洋佑 (1977):三波川変成岩のK-Ar年令, 岩石鉱物鉱床学会誌, 72, 361-365.
• 大沢信二 (1996):大分平野の温泉水の起源について, 大分県温泉調査研究会報告, 47, 37-42.

タイトルに関連する用語 (8件)： 中央構造線 ,  湧出 ,  塩分 ,  起源 ,  脱水 ,  流体 ,  可能性 ,  水文化学