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J-GLOBAL ID：201402244348846513   整理番号：14A0304405

プレア・ビヘア寺院山頂伽藍の寸法計画 クメール建築の造営尺度と設計技術に関する研究(7)

ON THE DIMENSIONAL PLANNING AT PREAH VIHEAR TEMPLE COMPLEX ON THE CREST: Study on the dimensional plan and the planning method of Khmer architecture: No. 7

著者 (5件)： 溝口明則 (名城大 理工) ,  中川武 (早稲田大 理工学術院) ,  下田一太 (筑波大 大学院人間総合科学研究科) ,  佐藤桂 (国立文化財機構 東京文化財研 文化遺産国際協力セ) ,  石塚充雅 (名城大学・早稲田大学調査チーム)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 697  ページ： 817-825  発行年： 2014年03月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,クメール建築の設計技術を解明する研究の一環として,プレア・ビヘア寺院の山頂伽藍を対象に,伽藍の規模計画,寸法計画を復原的に捉えるものである。1)プレア・ビヘア伽藍は,一見して前後2つの領域に区分される特殊な配置形態に見えるが,この配置は第1伽藍の前面を,第2伽藍のゴープラとその翼廊が取り囲んだものである。これは,2つの経蔵が回廊外に配置されたためと考えられた。2)伽藍の規模計画は,山頂伽全体と第1伽藍のそれぞれの規模計画を重ね合せた独特の手順が認められたが,特徴ある伽藍配置が反映したものと判断される。3)計画技法の特徴は,逐次的に造営されたようにみえる伽藍の形成過程の背後に,統一ある規模計画と配置計画が潜在することを示している。

シソーラス用語： *遺跡 ,  *カンボジア王国 ,  *寺院 ,  礼拝堂 ,  平面計画 ,  *比率 ,  長さ ,  *配置計画 ,  建築工事 ,  東洋建築史 ,  倉庫 ,  廊下 ,  部屋 ,  地形 ,  規模 ,  空間構成 ,  現地調査 ,  *クメール遺跡 ,  *尺度
準シソーラス用語： *プレア・ビヘア寺院 ,  回廊 ,  ゴープラ

分類 (2件)： 建築設計,建築家,建築史  (RB04000W) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

引用文献 (10件)：

• 1) 中川武監修:アジアの歴史的建造物の設計方法に関する実測調査研究,早稲田大学アジア建築研究室,1999
• 2) 溝口明則,中川武,浅野隆,斎藤直弥:Thommanon寺院とBanteay Samre寺院の伽藍寸法計画 クメール建築の造営尺度と設計技術に関する研究(1),日本建築学会計画系論文集612号,pp.131-138, 2007.2
• 3) 溝口明則,赤澤泰,中川武,仲鉢貴彦:プラサート・スープラN1塔の寸法計画 クメール建築の造営尺度と設計技術に関する研究(2),日本建築学会計画系論文集616号,pp.175-181, 2007.6
• 4) 溝口明則,中川武,佐藤桂,下田一太,古川大輔:プラン遺構(The Prang)の造営尺度 クメール建築の造営尺度と設計技術に関する研究(3),日本建築学会計画系論文集640号,pp.1449-1455,2009.6
• 5) 溝口明則,中川武,佐藤桂,下田一太:プラサート・プラムの寸法計画 クメール建築の造営尺度と設計技術に関する研究(4),日本建築学会計画系論文集651号,pp.1273-1278,2010.5

タイトルに関連する用語 (7件)： 寺院 ,  山頂 ,  計画 ,  建築 ,  尺度 ,  設計 ,  研究