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J-GLOBAL ID：201402244505648089   整理番号：14A0551718

Gaの置換されたCuFeO₂における強誘電状態のMoessbauer分光法による研究

Moessbauer Study of the Ferroelectric State in Ga-Substituted CuFeO₂

著者 (4件)： NAKAMURA Shin (Teikyo Univ., Utsunomiya, JPN) ,  NAKAMURA Shin (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  FUWA Akio (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  TERADA Noriki (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 83  号： 4  ページ： 044701.1-044701.5  発行年： 2014年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強誘電体のCuFe_0.965Ga_0.035O₂および常誘電体のCuFeO₂に関する磁気構造と超微細パラメータを研究するために,CuFe_1-xGa_xO₂単結晶に関する⁵⁷FeのMoessbauer分光測定を試みた。CuFeO₂に関する4.2KのMoessbauerスペクトルは,6方晶系のc軸に沿ったスピンを持つ同一線上にある反強磁性構造によって説明されることが分かった。CuFe_0.965Ga_0.035O₂の強誘電相におけるスペクトルは,3つの磁気成分から成り,磁気超微細場は(110)面内の異なる3つの方向に分布する。この配置は,均一なスピン分布を持つ正確な螺旋構造と完全には一致しない。いずれの試料についても,4重極結合定数,e²qQ/2,は,予想外に大きいことが分かった。CuFe_0.965Ga_0.035O₂の強誘電状態におけるe²qQ/2は,CuFeO₂における常誘電相のそれより可成り小さいことが判明した。CuFe_1-xGa_xO₂における強誘電状態と常誘電状態の間の4重極結合定数の違いについて議論する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Moessbauerスペクトル ,  *強誘電性 ,  *置換型原子 ,  *酸化物 ,  *銅化合物 ,  *鉄化合物 ,  *磁気構造 ,  パラメータ ,  反強磁性 ,  四重極相互作用 ,  誘電性 ,  常誘電性

分類 (3件)： その他の無機化合物のMoessbauer効果  (BM07083R) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

引用文献 (32件)：

• M. Mekata, N. Yaguchi, T. Takagi, T. Sugino, S. Mitsuda, H. Yoshizawa, N. Hosoito, and T. Shinjo, J. Phys. Soc. Jpn. 62, 4474 (1993).
• S. Mitsuda, M. Mase, T. Uno, H. Kitazawa, and H. A. Katori, J. Phys. Soc. Jpn. 69, 33 (2000).
• O. A. Petrenko, G. Balakrishnan, M. R. Lees, D. M. Paul, and A. Hoser, Phys. Rev. B 62, 8983 (2000).
• F. Ye, Y. Ren, Q. Huang, J. A. Fernandez-Baca, P. Dai, J. W. Lynn, and T. Kimura, Phys. Rev. B 73, 220404(R) (2006).
• N. Terada, S. Mitsuda, H. Ohsumi, and K. Tajima, J. Phys. Soc. Jpn. 75, 023602 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： Ga ,  置換 ,  Moessbauer分光法 ,  研究