抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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γ-Fe
2O
3へのリチウム挿入メカニズムをより理解するために,X線Rietveld解析を用いて化学的リチウム挿入プロセスにおけるγ-Fe
2O
3の結晶構造変化を調べた。リチウム挿入サンプルがいずれも空間群Fd-3mに属する2つの相(1つはリチウムが豊富で,もう1つはリチウムが希薄な)の混成であることが新たにわかった。これより,γ-Fe
2O
3への化学的リチウム挿入プロセスは2相反応を経て起こることが明らかになった。つまり,挿入リチウムがLi豊富な相(リチウム量は一定)を形成する。全体的リチウム濃度は,Li豊富相とLi希薄相間でのモル分率変化により制御される。Li豊富相は以前BonnetらとPernetらにより報告されたのと同様の相であると考えられる。このとき16cサイトの鉄占有率は16dサイトと等しくない。これは空間群がFm-3mではなく,Fd-3mであることを示している。迅速なリチウム挿入はLi希薄とLi豊富な2相を形成できる。それは電気化学的リチウム挿入プロセスでさえそのようになる。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.