抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放電加工において,極間隙における気泡挙動は加工現象と密接に関係しているが,連続加工中の極間隙での気泡の挙動を観察した例は少なく,特に気泡同士の合一に関してはHayakawaらや北村らが加工液の種類による比較を報告しているのみである。そこで,連続加工中に次々と発生する気泡の極間隙での合一挙動を詳細に観察して加工現象との関係を考察した。その結果,次の知見を得た。1)加工油を用いた放電加工において,極間隙に存在する気泡は時間が経過するにつれて合一し,より大きな気泡が形成される,2)連続放電により次々と発生する気泡は短期的には合一と分断を繰り返しながら長期的には合一が進行し,より大きい気泡になる,3)合一して大きくなった気泡が加工面の縁にさしかかると浮力によって一気に排出される,4)ジャンプ動作は気泡の合一を促進したり,合一して大きくなった気泡の排出を促進したりする作用がある。