抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海洋研究開発機構は地球環境流体シミュレーションにより得られた研究成果のアピーリングな表現による可視化と一般社会への効果的な発信を目的としたプロジェクトEXTRAWING(エクストラウィング)を2010年から進めている。EXTRAWINGでは,バーチャル地球儀ソフトウェアGoogle Earth(GE)を可視化および情報発信のためのプラットフォームとし,可視化手法,情報の公開方法,ソフトウェア開発など,本プロジェクトに関する研究開発を横断的に実施している。本稿では,EXTRAWINGにおける可視化手法の一つであるGE上でのボリューム表現と,本手法を適用したGE用コンテンツを簡単な操作で作成するためのGUIソフトウェアであるVDVGE(Volume Data Visualizer for Google Earth)の概略を述べるとともに,VDVGEによる可視化事例を紹介する。GE自体は可視化機能を有しているわけではないため,GEで処理可能なデータ形式に適した形のオブジェクトを作成・表示することにより可視化表現を行う。GEが読み込み可能なデータ形式の内,可視化表現のための3-Dオブジェクト表示に使用することができるデータ形式は,KMLおよびCOLLADAの二つである。