抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二輪車椅子の段差乗り越え動作について,搭乗者の重心位置の振動が小さく,快適に達成することを目的として,IS02631-1の乗り心地指数を用いて評価した。通常走行時における重心位置偏差補償のためのピッチ角指令値と,段差乗り越え動作のためのピッチ角指令値を,RTOBとリパルシブコンプライアンス制御を組み合わせることにより導出した。RTOBの推定値には,ピッチ角方向の干渉トルクと車輪に加わる外乱トルクが含まれる。重心位置偏差補償を必要とする通常走行時は,RTOBの推定値はピッチ角方向の干渉トルクの割合が大きくなる。一方で段差に衝突した際は,段差により加わる外乱の割合が大きくなる。RTOBにおける,これら外乱の主成分の自然な割合変化を用いて,適切なピッチ角指令値を自動的に切り替えることが可能となる。これらの簡易な構造により,二輪車椅子の段差乗り越え動作における搭乗者の快適性が向上する。