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J-GLOBAL ID:201402251970895145   整理番号:14A1500179

大学教養科目における課題成果の他者評価がもたらす教育効果

著者 (2件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 59-64  発行年: 2014年10月31日 
JST資料番号: L6504A  ISSN: 1341-528X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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日本が更に発展するためには,学術研究や技術,文化や思想といった固有の知的な資源を重視するとともに,それらの維持,発展を担う人材を育成することが求められる。各大学では,さまざまな形式のアクティブ・ラーニングを取り入れた授業を展開している。長崎大学では,ジェネリックスキル育成に重点をおく新たな学士過程教育への転換を急ぐために2012年度に教養教育カリキュラムを刷新し,これまでの人文科学・人間科学・自然科学の分配配分型から,特定テーマの科目群を履修する学習コミュニティ型に変更し,現代的なテーマを掘り下げながらアクティブ・ラーニングを推進する方式を導入した。そして,教養科目の実習主体の授業において,レポート課題の成果を当該科目未履修の友人に評価してもらうことを試みた。学生は,電子書籍オーサリングソフトSigil上で,リフロー型EPUB(Electronic PUBlication)電子書籍を扱いながら基本事項を学習し,レポート課題に取り組む。完成したEPUB書籍をレポート課題の成果として提出させるとともに,この科目を履修していない友人二人以上に見せ,その友人らがどのように反応したか,またその反応を聞いて(見て)どのように感じたかを300字以上で報告させた。本稿では,他者評価がもたらす教育効果について,学生の報告文を引用しながら分類した。それらの報告を教育効果の観点から解釈すると,向上心の喚起,意識の変化,他者評価の価値,レポート課題の改善に分類することができ,友人による評価は,明らかに課題への取り組み姿勢にプラスの影響を与えていることがわかった。
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分類 (1件):
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技術教育 
引用文献 (11件):
  • 中央教育審議会:「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」(2012/8).
  • 河合塾:『アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか』,東信堂(2011/6).
  • 小島健太郎,井上仁:「アクティブラーニングへの取り組みと課題-学習空間整備と授業実践をふまえて-」,九州大学高等教育開発推進センター,大学教育,第16号,pp.55-64(2011/6).
  • 河合塾:『「深い学び」につながるアクティブラーニング』,東信堂(2013/3).
  • 山地弘起,橋本健夫:「長崎大学における学習コミュニティ型教養教育の試み」,大学教育学会第35回大会(2013/6).
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