文献
J-GLOBAL ID:201402252471708454   整理番号:14A0226606

蕾受粉および温湯処理によるアジサイ種間雑種の自家不和合性打破

Overcoming Self-incompatibility by Bud Pollination and Hot-water Treatment in Interspecific Hybrids of Hydrangea
著者 (7件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 343-349 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
H. macrophyllaやH. macrophyllaとH. serrataの種間雑種には自家不和合性を示す系統があり,八重咲きなど劣性形質を目標とする育種の障壁となっている.そこでH. macrophyllaとH. serrataの種間雑種系統‘03NL3’を供試し,異なる開花段階における受粉処理や花序の温湯処理を行い,自家不和合性を打破する手法を検討した.開花2および4日後の両性花の自家受粉を行った後,蛍光顕微鏡を用いて,受粉3日後の花柱内における花粉管伸長を観察した.開花当日受粉区と比較して,開花2日後の受粉では花粉管の伸長促進効果はなかった.開花4日後受粉では花粉管は有意に伸長したものの,胚珠に到達した花粉管は全くなかった.一方,開花前日の蕾受粉では,開花当日受粉区と比較して,花粉管は約2倍伸長し,花粉管の一部は胚珠に到達した.また,花序全体を45°Cの温湯に浸漬する処理では,3分または4分間処理において花粉管伸長は促進され,花粉管の一部は胚珠に到達した.‘03NL3’の蕾受粉,花序の温湯処理(45°C,4分間)および蕾受粉と温湯処理(45°C,4分間)の組み合わせ処理により得られた交雑60日後の自殖胚珠を1/2MS培地で培養した.得られた自殖個体を施設内で管理したところ,約半数の個体が交雑2年後に開花した.自殖個体の獲得率は,蕾受粉と温湯処理の組み合わせ処理区で最も高かった.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
花き・花木  ,  生殖 
引用文献 (21件):
  • Ascher, P. D. and S. J. Peloquin. 1966. Effect of floral aging of the growth of compatible and incompatible pollen tubes in LiLium Longiflorum. Amer. J. Bot. 53: 99-102.
  • 福本修一・青木千佳・服部一三.1996.ペチュニアの蕾受粉における花粉管の挙動観察と,自家不和合性打破の試み.育学雑.46 (別2): 252.
  • Hecht, A. 1964. Partial inactivation of incompatibility substance in the stigmas and styles of Oenothera. p. 237-243. In: H. F. Linskens (ed). Pollen physiology and fertilizaton. North-Holland Publ. Comp., Amsterdam.
  • Hiratsuka, S., K. Ichimura, E. Takahashi and N. Hirata. 1986. Analysis of proteins in developing style and ovary with reference to self-incompatibility of Japanese pear. J. Japan. Soc. Hort. Sci. 55: 145-152.
  • Hopper, J. E., P. D. Ascher and S. J. Peloquin. 1967. Inactivation of self-incompatibility following temperature pretreatments of styles in LiLium Longiflorum. Euphytica 16: 215-220.
もっと見る

前のページに戻る