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J-GLOBAL ID：201402252978470174   整理番号：14A0116999

複合硬質膜の開発動向と膜特性評価法の現状 切削工具用複合硬質膜の開発動向

著者 (2件)： 権田英修 (オーエスジー 技セ) ,  羽生博之 (オーエスジー 技セ)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 59  号： 1  ページ： 3-7  発行年： 2014年01月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,切削工具用の複合硬質被膜のうち,高硬度鋼加工エンドミル用SiC含有耐熱強化被膜,高性能ドリル用Cr系複合多層被膜,および微結晶ダイヤモンド被膜の開発動向およびこれらの特性について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:切削加工を取巻く環境の変化,最重要課題の1つである工具表面への被膜形成技術による工具特性の最適化など,2)切削工具用被膜:切削工具表面への被膜形成技術の変遷,切削工具の被膜種類と特徴,3)高硬度鋼加工エンドミル用SiC含有耐熱強化被膜:SiC含有被膜の特性(SiC含有率と被膜のビッカース硬度および工具寿命の関係),被覆超硬エンドミル刃部を1000°Cで加熱した耐酸化試験結果,SiC含有耐熱強化複合被膜の断面観察写真,SiC含有耐熱強化複合被膜による焼入鋼SKD11(62HRC)のボールエンドミル加工事例,4)高性能ドリル用Cr系複合多層被膜:ドリル用Cr系複合多層被膜観察写真,ドリル用Cr系複合多層被膜によるS50C穴あけ加工および使用後摩耗状態,5)微結晶ダイヤモンド被膜:微結晶ダイヤモンド被膜断面観察写真,微結晶ダイヤモンド被膜によるCFRP穴あけ加工での切削耐久性の評価結果など。

シソーラス用語： *被覆工具 ,  *切削工具 ,  皮膜 ,  繊維強化プラスチック ,  炭化ケイ素 ,  エンドミル ,  工具寿命 ,  ドリル ,  耐摩耗性 ,  耐熱性 ,  *被覆 ,  微結晶 ,  工具鋼 ,  炭素繊維強化プラスチック
準シソーラス用語： CFRP ,  SKD11 ,  ダイヤモンド被覆 ,  *開発動向 ,  *硬質膜 ,  *多層コーティング

分類 (3件)： 切削一般  (QC02010V) ,  薄膜成長技術・装置  (BK14020I) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

引用文献 (4件)：

• 1) 新谷一博:新しいコーティング技術と工具への適用コーティング技術と工具の動向,機械と工具,48,3 (2004) 12.
• 2) 戸井原孝臣 他:特許第4672442号.
• 3) 羽生博之:ダイヤモンド被膜の切削工具への応用,炭素,245(2010) 206-210.
• 4) 羽生博之:環境・省エネ対応型ハードコーティングの現状軽量部材加工用のダイヤモンドコーティッド工具, 表面技術,63,3(2012) 151-156.

タイトルに関連する用語 (8件)： 硬質膜 ,  開発 ,  動向 ,  膜特性 ,  評価法 ,  現状 ,  切削工具 ,  開発動向