抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
現在,住民参加の里海づくり活動は,沿岸の海全体からすればごく一部の干潟と藻場に限られているため,「里浜づくり」と呼ぶべきであろう。しかし,海域生態系の保全や再生という意味では,藻場と干潟に偏るべきではなく,湾・灘規模のスケールの取り組みが必須である。流域圏の総合的管理を踏まえた里海創生は,現在の縦割り行政のままでは極めて難しい課題であるため,道州制のような広域行政単位への移行が望まれる。身近な環境問題に対する住民の関心は高まってきているが,正しく有効に里海づくりにつなげるためには,学術的成果を広く広報し,啓蒙することが極めて重要である。