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J-GLOBAL ID：201402254896266016   整理番号：14A1464802

電子の漣で駆動するプラズモン光ピンセット:その特徴と可能性

Plasmonic Optical Tweezers: Features and Future Outlook

著者 (2件)： 坪井泰之 (大阪市大) ,  東海林竜也 (大阪市大)
資料名： 分光研究  (Journal of the Spectroscopical Society of Japan)
巻： 63  号： 5  ページ： 195-205  発行年： 2014年10月15日 
JST資料番号： F0007A  ISSN： 0038-7002  CODEN： BUKKAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光ピンセットにプラズモン増強電場を導入した新しいタイプの光ピンセットに関して説明した。従来型の光ピンセットの原理と特徴を述べ,集光レーザビームを利用した光ピンセットによる分子捕捉の限界を示した。次に,プラズモン光ピンセットでの,伝搬型表面プラズモンを用いた光捕捉やギャップモード局在表面プラズモンを用いた光捕捉の原理と特徴を述べた。特徴は,強い捕捉力,回折限界を超える捕捉の空間分解能,高い自由度などであった。ポリスチレン微粒子の捕捉の実例や,高分子やDNAなどのソフトマター微粒子の捕捉とパターン形成を説明した。プラズモン光ピンセットに伴う副次現象も示した。プラズモン光ピンセットは分光法に貢献することが期待できる。

シソーラス用語： *表面プラズモン ,  レーザビーム ,  軟質材料 ,  *光トラッピング ,  *レーザ応用 ,  パターン形成 ,  ポリスチレン ,  空間分解能 ,  光回折 ,  駆動場 ,  波及効果 ,  集光 ,  捕捉粒子 ,  微粒子 ,  DNA【核酸】
準シソーラス用語： *光ピンセット

分類 (2件)： レーザの応用  (BD04100V) ,  固体プラズマ  (BM02160W)

引用文献 (73件)：

• A. Ashkin: Phys. Rev. Lett. 24 (1970) 156.
• A. Ashkin, J. M. Dziedzic, J. E. Bjorkholm, and S. Chu: Opt. Lett. 11 (1986) 288.
• A. Ashkin and J. M. Dziedzic: Science 235 (1987) 1517.
• A. Ashkin, J. M. Dziedzic, and T. Yamane: Nature 330 (1987) 769.
• K. Sasaki, M. Koshioka, H. Misawa, N. Kitamura, and H. Masuhara: Opt. Lett. 16 (1991) 1463.

タイトルに関連する用語 (4件)： 電子の漣 ,  プラズモン ,  光ピンセット ,  可能性