抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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噴流層は,小麦乾燥,プラスチック類の熱分解などに使用される。ドラフトチューブ(DT)付噴流層は,その改良型の一種である。DTに浸透性を持たせ,スパウト(噴出部)から環状部にはガスを流すことが有利になる。著者らはDTに,ラッパ型(円筒-円錐形)多孔チューブを使用した改良を検討してきた。本研究では,DT噴流層の利点を保ちながら,環状部へのガス流量割合や,層内の粒子循環質量流量を保持するように改良した装置を用いて評価した。カラム内径100mm,シリンダチューブ内径14mm,チューブ長さ300mmの装置について,4種類の形状(ガス浸透なし寸胴非多孔の通常DT,寸胴型多孔DT,ラッパ型非多孔DT,およびラッパ型多孔DT)について比較調査した。噴流層の粒子にはシリカゲルとし,ガラスビーズの場合と比較した。その結果,ラッパ型多孔DTを用いることで,通常の噴流層と同程度の,50%以上の環状部ガス流量割合を得た。またシリカゲルは,ガラスビーズよりも円管部の空隙率が小さく,円環部の流量割合が小さくなることを確認した。