抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雑微動の最小振幅と地震動最大振幅との関係について調査した。1999年中に東濃地域10箇所の地震観測点において観測した雑微動データに対し,2.0~4.0Hzの帯域を20区間に分割し,それぞれの離散フーリエスペクトルから最小値,最大値を求めた。各観測点における成分別に帯域毎の雑微動最小値に対し,東濃研究所観測点(02TRIES)を基準とした振幅比を求め,これを当該観測点固有のサイト増幅率とみなした。一方で地震動最大振幅についても同様の振幅比を求めると前者とほぼ一致することが分かった。このことから,雑微動観測結果に基づいて各観測点近傍での地震動増幅率が概ね推定でき,地震動最大振幅の予測が可能となる。今後は手法の改良を重ね,予測の精度を向上させたい。