文献

J-GLOBAL ID：201402257031618854   整理番号：14A0140409

グラフェン/ポリアニリン膜の「電気二重層キャパシタ」としての応用

著者 (3件)： 矢野潤 (新居浜工高専) ,  今栄一郎 (広島大 大学院工学研究院) ,  播磨裕 (広島大 大学院工学研究院)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 13  号： 7  ページ： 51-55  発行年： 2013年10月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2電極系において,電極間の電圧を走査することにより印加し,グラフェンとポリアニリン(PANI)の同時作製を試みた。グラフェンの基となるグラフェン・オキサイド(GO)はHummers法によって得た。アニリンを電解酸化重合させてPANIを得る場合の最小電圧は1.4Vであることがわかったので,2つの電極間に-1.4~+1.4Vの電圧を走査して印加した。GOの電解還元は-1.4Vで十分に生じ,1.4V程度では酸化されてGOに戻ることはない。得られた膜のモルフォロジーは,直径20nm以下のPANIナノ粒子がグラフェンシート間に均一に分散していることを示した。反応溶液のGOとアニリンの質量比が,複合膜の静電容量に影響し,GO:アニリン比が4:1の時に最高容量が得られた。

シソーラス用語： *炭素材 ,  *ポリアニリン ,  電力コンデンサ ,  電気二重層 ,  ナノ粒子 ,  *電極材料 ,  静電容量 ,  *薄膜成長 ,  *グラフェン
準シソーラス用語： *電気二重層キャパシタ

分類 (1件)： 薄膜成長技術・装置  (BK14020I)

引用文献 (23件)：

• J. R. Miller, P. Simon, Science, 321 (5889), 651 (2008)
• A. G. Pandolfo, A. F. Hollenkamp. J. Power Sources, 157 (1), 11 (2006)
• M. D. Stoller, S. Park, Y. Zhu, J. An, R. S. Ruoff, Nano Lett., 8 (10), 3498 (2008)
• Y. Shao, J. Wang, M. Engelhard, C. Wang, Y. Lin, J. Mater. Chem., 20 (4), 743 (2010)
• Y. Harima, S. Setodoi, I. Imae, K. Komaguchi, Y. Ooyama, J. Ohshita, H. Mizota, J. Yano, Electrochim. Acta, 56 (15), 5363 (2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： グラフェン ,  ポリアニリン ,  電気二重層キャパシタ ,  応用