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J-GLOBAL ID:201402257469399225   整理番号:14A0616730

ウユニ塩原とアタカマかん水の化学組成が蒸発時のリチウム濃集に対して及ぼす影響

Effects of the Chemical Compositions of Salars de Uyuni and Atacama Brines on Lithium Concentration during Evaporation
著者 (4件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 91-101  発行年: 2014年 
JST資料番号: W1919A  ISSN: 1344-1698  CODEN: REGEFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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塩水からのLiの回収時に蒸発作用によってLi濃度は約60000mgL-1増加する。ウユニの天然かん水とアタカマの人工的かん水の,蒸発時におけるLi,Na,K,Mg,Cl,SO4,Bの濃度変化を調べた。ウユニかん水は31日間の蒸発でLiの最大濃度が6810mgL-1に達し,その時点でかん水中のNaとKの大半は除去された。更に蒸発が続くと,Li2SO4の沈澱のためにLi濃度は減少し,56日間の蒸発で約4130mgL-1になる。これに対し,人工的なアタカマのかん水ではLiの顕著な沈澱は認められず,54日後でもLi濃度は21800mgL-1である。アタカマかん水中の高濃度のNaとKはLiの沈澱の開始を遅らせ,結果としてかん水中の長期間に及ぶ比較的高いLi濃度をもたらす。
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