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J-GLOBAL ID：201402258735432140   整理番号：14A0332994

休眠期に汚染された落葉果樹の放射性セシウムの樹体内への移行経路の解明

著者 (8件)： 佐藤守 (福島県農業総合セ 果樹研) ,  阿部和博 (福島県農業総合セ 果樹研) ,  大野剛 (学習院大 理) ,  村松康行 (学習院大 理) ,  高瀬つぎ子 (福島大 理工学類) ,  河津賢澄 (福島大 理工学類) ,  高田大輔 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  田野井慶太朗 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 福島県農業総合センター研究報告  (Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre)
号： 放射性物質対策特集号  ページ： 70-73  発行年： 2014年02月 
JST資料番号： Z0706B  ISSN： 1882-5613  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 落葉果樹の休眠期における放射性セシウム(Cs)の樹皮および土壌から樹体内への吸収移行を検証した。放射性Csのカキ樹体の部位別分配率は主幹下部で全体の60.5%を占め,根部は1.9%に過ぎなかった。主幹部に汚染されたモモ樹皮抽出液を塗布したモモ苗の葉から放射性Csが検出された。同様に汚染されたユズ葉洗浄液を発芽前に噴霧処理したモモ苗の葉および果実から放射性Csが検出された。汚染翌春に新植したモモと汚染土でポット栽培したモモおよびブドウの葉または果実から放射性Csが検出された。果実の移行係数はモモが10^-4,ブドウは10^-3オーダーであった。本試験から休眠期に汚染された落葉果樹では樹皮等の樹体表面から直接,放射性Csが樹体内に移行した割合が多いことが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 休眠 ,  放射能汚染 ,  *果樹 ,  *セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  *取込 ,  生体吸収 ,  生体輸送 ,  樹皮 ,  土壌 ,  生体内分布 ,  カキ ,  樹幹 ,  根 ,  モモ ,  葉 ,  ユズ ,  果実【器官】 ,  ブドウ ,  係数 ,  セシウム137 ,  放射性核種動力学
準シソーラス用語： セシウム134 ,  移行係数 ,  移行経路 ,  幹 ,  *吸収移行 ,  *放射性セシウム ,  *落葉果樹

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 汚染 ,  落葉果樹 ,  放射性セシウム ,  樹体 ,  移行 ,  経路