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J-GLOBAL ID：201402259160467091   整理番号：14A1239146

ラプラシアン固有関数を用いた流体の流れ場のインタラクティブなデザイン手法

著者 (5件)： 佐藤周平 (北大 大学院情報科学研究科) ,  土橋宜典 (北大 大学院情報科学研究科) ,  岩崎慶 (和歌山大 システム工) ,  落合啓之 (九大 マス・フォア・インダストリ研) ,  山本強 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J97-D  号： 9  ページ： 1528-1536 (WEB ONLY)  発行年： 2014年09月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,流体解析を用いて写実的な水や炎などを表現する研究が数多く行われており,それらの方法を利用して生成された映像が映画やゲームなどに数多く用いられている。これら映像制作では,写実的かつアニメータの意図に従うような流体映像の生成が求められる。本論文では,そのような要求を満たす手法を提案する。提案法では,ユーザはリアルな流体の流れ場をインタラクティブにデザインすることができる。写実的な挙動を保ちつつ,ユーザ所望の流れを生成するために,ユーザ指定の制約とNavier-Stokes方程式を考慮した目的関数を最小化することで流れ場を計算する。また,流れ場をラプラシアン固有関数の線形和で表現することで,この最小化問題を効率的に解く。これにより,生成される流れ場は常に非圧縮性の法則を満たすことができる。本論文では,竜巻を含む様々な例を作成し,提案法の有効性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *流体流 ,  *流れ場 ,  Laplace演算子 ,  固有関数 ,  会話型処理 ,  方式 ,  制約条件 ,  Navier-Stokes方程式 ,  目的関数 ,  最小化問題 ,  トルネード ,  シミュレーション ,  計算流体力学 ,  粘性流 ,  基底関数系 ,  火炎 ,  *コンピュータアニメーション ,  *レンダリング
準シソーラス用語： ラプラシアン ,  設計法 ,  非圧縮性粘性流 ,  非定常流れ場 ,  流体シミュレーション

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (20件)：

• J. Barbi, F. Sin, and E. Grinspun, “Interactive editing of deformable simulations,” ACM Trans. Graphics, vol.31, no.4, Article 70, 2012.
• R. Bridson, J. Hourihan, and M. Nordenstam, “Curlnoise for procedural fluid flow,” ACM Trans. Graphics, vol.26, no.3, Article 46, 2007.
• R. Bridson, Fluid Simulation for Computer Graphics, AK Peters, 2008.
• Y. Dobashi, K. Kusumoto, K. Nishita, and T. Yamamoto, “Feedback control of cumuliform cloud formation based on computational fluid dynamics,” ACM Trans. Graphics, vol.27, no.3, Article 94, 2008.
• R. Fattal and D. Lischinski, “Target-driven Smoke Animation,” Proc. ACM SIGGRAPH 2004, pp.439-446, 2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： ラプラシアン ,  固有関数 ,  流体 ,  流れ場 ,  デザイン手法