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J-GLOBAL ID：201402260463547568   整理番号：14A1464035

過酷環境を支えるセラミックス材料 HfO₂-SiC系超高温セラミックスの耐酸化性および機械的特性

著者 (5件)： 篠田豊 (Tokyo Inst. of Technol.) ,  RAJ Rishi (Univ. Colorado) ,  蓑口裕正 (Tokyo Inst. of Technol.) ,  赤津隆 (Tokyo Inst. of Technol.) ,  若井史博 (Tokyo Inst. of Technol.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 49  号： 12  ページ： 1066-1070  発行年： 2014年12月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,航空宇宙分野,エネルギー関連分野において,過酷な環境下で使用可能な構造材料として超高温セラミックが期待されている。本稿では,HfO₂にSiCを複合化したセラミックスの酸化挙動,機械的性質を紹介する。HfO₂-30vol%SiC系複合セラミックスを作製し,その耐酸化性,機械的性質を調べた。大気雰囲気下での耐酸化性は,SiC相の比率が一定の値を超えると飛躍的に向上した。HfO₂は,ZrO₂セラミックスのように相変態を利用した強靭化は報告されていないが,今後,適切な安定剤の選択,粒径の制御等により正方晶を安定化して応力誘起相変態による強靭化が期待される。

シソーラス用語： セラミック ,  耐熱材料 ,  複合材料 ,  *酸化ハフニウム ,  炭化ケイ素 ,  微細構造 ,  結晶構造 ,  *耐酸化性 ,  高温酸化 ,  *機械的性質 ,  体積率 ,  相変態 ,  正方晶系 ,  加工誘起変態 ,  曲げ強さ ,  破面 ,  反応速度 ,  温度依存性 ,  スケール ,  反応機構 ,  結晶粒微細化 ,  被覆 ,  表面被覆 ,  *超高温セラミック ,  セラミックス複合材料 ,  強靱化 ,  酸化速度 ,  酸化機構 ,  腐食 ,  高温腐食 ,  酸化腐食 ,  *性質 ,  強度 ,  改変
準シソーラス用語： 微細組織

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (17件)：

• 伊藤義康,高橋雅士,石渡 裕,永田晃則, J. Soc. Mat. Sci. Japan, 47,665-671 (1998).
• W. G. Fahrenholtz, G. E. Hilmas, I. G. Talmy and J. A. Zaykoski, J. Am. Ceram. Soc., 90, 1347-1364 (2007).
• G. M. Wolten, J. Am. Ceram. Soc., 46, 418-422 (1963).
• R. G. Garvie, R. H. Hannink and R. T. Pascoe, Nature, 258, 703-704 (1975).
• T. Sato and M. Shimada, Am. Ceram. Soc. Bull, 64, 1382-1384 (1985).

タイトルに関連する用語 (7件)： 過酷環境 ,  セラミックス材料 ,  HfO2 ,  SiC ,  超高温セラミックス ,  耐酸化性 ,  機械的特性