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J-GLOBAL ID：201402261273934553   整理番号：14A0634713

固体状態におけるヘリックス構造ポリアセチレンの巨大分子メモリーに基づくスイッチング可能なエナンチオ分離

Switchable enantioseparation based on macromolecular memory of a helical polyacetylene in the solid state

著者 (5件)： SHIMOMURA Kouhei (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  IKAI Tomoyuki (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  KANOH Shigeyoshi (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  YASHIMA Eiji (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  MAEDA Katsuhiro (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 6  号： 5  ページ： 429-434  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エナンチオマのクロマトグラフィー分離において,溶出の順序は,混合物の成分およびキラル固定相の間のジアステレオマの相互作用の強さによって決定される。分析目的のためには,微量成分の最初の溶出が理想的であるが,分取モードでは主要成分のより速い溶出が望ましい。2,2′-ビスフェノール由来の側鎖をもつアセチレンを,ロジウム錯体を重合触媒に用いてポリアセチレンを調製し,次いでキラルアルコール((R)又は(S)-1-フェニルエタノール)との相互作用から光学活性軸キラリティ固定相を合成した。(R)又は(S)高分子主鎖および側鎖の軸不斉の高分子ヘリシティは,固体状態に切り替えることが可能で,メモリ効果によりキラルアルコールを除去した後も軸不斉が維持された。このキラル固定相の処理による,trans-スチルベンオキシドの鏡像異性体の溶出順序および光学分割を検討した。

シソーラス用語： *ヘリックス構造 ,  *ポリフェニルアセチレン ,  光学分割 ,  立体選択性 ,  *エナンチオマ ,  光分散 ,  *スイッチング ,  光学活性高分子 ,  ジアステレオマ ,  アトロプ異性 ,  光学異性 ,  ロジウム錯体 ,  液体クロマトグラフィー ,  記憶効果 ,  側鎖 ,  重合触媒 ,  芳香族化合物 ,  環状エーテル ,  酸素複素環化合物 ,  *エナンチオマ分離 ,  軸性キラリティー
準シソーラス用語： *エナンチオ分離 ,  メモリ効果 ,  光学分散 ,  軸不斉

分類 (3件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  重合反応一般  (CG04010H) ,  クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S)

物質索引 (7件)： [R,(+)]-1-フェニルエタノール ,  [S,(-)]-1-フェニルエタノール ,  trans-スチルベンオキシド ,  2,2′-ビス(メトキシメトキシ)-4-(ドデシルオキシ)-4′-エチニル-1,1′-ビフェニル ,  1-ビニル-4-(ドデシルオキシ)ベンゼン ,  2α,3β-ジフェニルオキシラン ,  2α,3α-ジフェニルオキシラン

タイトルに関連する用語 (7件)： 固体状態 ,  ヘリックス構造 ,  ポリアセチレン ,  巨大分子 ,  メモリー ,  スイッチング ,  エナンチオ分離