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J-GLOBAL ID：201402262153165552   整理番号：14A0718667

Hi-netアレーとバックプロジェクションを用いた遠地地震のマグニチュード推定

著者 (1件)： 小木曽仁 (気象庁)
資料名： 気象庁精密地震観測室技術報告  (Technical Reports of the Matsushiro Seismological Observatory, JMA)
号： 31  ページ： 1-5  発行年： 2014年03月28日 
JST資料番号： Z0974A  ISSN： 1342-2162  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Hi-netは日本国内に約20km間隔で同一特性の観測機器を設置した非常に稠密な地震観測網であり,遠地地震については巨大なアレーと見たてて解析することが可能である。本調査では2004年以降に発生したM7.5~M8.6の遠地地震のP波部分を用いてバックアッププロジェクション法による解析を行い,マグニチュード推定の可能性について検討した。本調査で推定したマグニチュードはUSGSが決定したマグニチュードより過大となっている。Hi-netアレーのレスポンスの影響が主な原因と考えられる。アレーレスポンスの影響は震央距離及び震源の深さに依存しており,本調査で行ったような一律の閾値で震源域を決定することは適切でない恐れがある。

シソーラス用語： 地震観測 ,  アレイ ,  投影法【図法】 ,  解析 ,  波形 ,  振幅 ,  走時 ,  *遠地地震 ,  推定 ,  *マグニチュード ,  P波【散乱】 ,  深さ ,  震源 ,  波束 ,  応答 ,  観測網
準シソーラス用語： Hi-net ,  地震波形

分類 (1件)： 地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (13件)：

• 川瀬博,松尾秀典, 2004, K-NET, KIK-net, JMA 震度計観測網による強震動波形を用いた震源・パス・サイト各特性の分離解析,日本地震工学会論文集, 4 (1), 33-52.
• Konca, A. O., V. Hjorleifsdottir, T.-R. A. Song, J.-P. Avouac, D. V. Helmberger, C. Ji, K. Sieh, R. Briggs, and A. Meltzner, 2006, Rupture Kinematics of the 2005 Mw 8.6 Nias-Simeulue Earthquake from the Joint Inversion of Seismic and Geodetic Data, Bull. Seismo. Soc. Am., 97 (1A), S307-S322.
• Honda, R., and S. Aoi, 2009, Array Back-Projection Imaging of the 2007 Niigataken Chuetsu-oki Earthquake Striking the World's Largest Nuclear Power Plant, Bull. Seismo. Soc. Am., 99 (1), 141-147.
• 干場充之,柏原静雄, 2002, Hi-Netを大口径アレイとして用いた遠地震源の推定,精密地震観測室技術報告, 19, 25-36.
• 干場充之, 2003,多点大口径アレイを用いた遠地震源の自動決定システム, 精密地震観測室技術報告, 20, 3-15.

タイトルに関連する用語 (6件)： Hi-net ,  アレー ,  バック ,  プロジェクション ,  遠地地震 ,  マグニチュード推定