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J-GLOBAL ID：201402263389678115   整理番号：14A0528071

抄紙技術を利用した熱可塑性コンポジットの創製

High Performance Thermoplastic Composite Material derived from Papermaking Technologies

著者 (1件)： 和志武洋祐 (クラレ 繊維カンパニー 生産技術統括本部)
資料名： 機能紙研究会誌  (Annals of the High Performance Paper Society, Japan)
号： 52  ページ： 43-47  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： Z0857A  ISSN： 0288-5867  CODEN： KIKKDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 特殊樹脂からなる繊維を用いた抄紙技術をベースにした熱可塑性樹脂複合材料について紹介した。中間材として強化繊維と熱可塑性繊維からなる不織布や紙を用いる。複合材料中に占める強化繊維の比率を50wt%程度までに高められること,カットされた強化繊維の長さを25mm程度までの長くできることが特徴である。ポリエーテルイミド(PEI)は優れた難燃性,耐薬品性,耐熱性,誘電特性,低発煙性などを兼ね備えた非晶性スーパーエンジニアリングプラスチックである。PEI繊維と15mmのカット長を持つガラス繊維(GF)を湿式抄紙にて抄きあげこれらを積層,熱プレスした複合材料PEI/GFやPEI/CF(炭素繊維)の密度,引張強度,曲げ強度,発煙特性などを示した。

シソーラス用語： *熱塑性 ,  *複合材料 ,  繊維 ,  補強材料 ,  *ポリエーテルイミド ,  難燃性 ,  抄造 ,  重合体 ,  熱処理 ,  発煙性 ,  不織布 ,  ガラス繊維 ,  炭素繊維 ,  プラスチックシート ,  繊維強化熱可塑性プラスチック
準シソーラス用語： ガラス繊維強化熱可塑性プラスチック ,  コンポジット ,  強化繊維 ,  樹脂 ,  炭素繊維強化プラスチックシート ,  熱可塑性

分類 (2件)： 性質・試験一般  (YH02010S) ,  その他の成形  (YH04090Q)

引用文献 (6件)：

• 栗原貞夫,石丸禎男,プラスチック系先端複合材料-素材から応用まで-,社団法人プラスチック協会,東京,p.70-78(1989)
• T. Kamae et al., "Advanced-VaRTM System for Aircraft Structures Material Technologies", Proceedings of the ICCM-17 (2009).
• 河内真二ほか,"第34回複合材料シンポジウム講演要旨集",101-102(2009).
• 保谷敬夫,"車両用樹脂材料の現状と今後の動向",自動車技術,63,No.1,82-87(2009).
• 高橋淳ほか,"平成19年度熱可塑性樹脂複合材料の機械工業分野への適用に関する調査報告書",素形材センター,http://www.sokeizai.or.jp/japanese/rimcof/images/nikkiren-19.pdf

タイトルに関連する用語 (4件)： 抄紙 ,  熱可塑性 ,  コンポジット ,  創製