抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地下灌漑が可能な大区画水田における水利用実態の把握と用水量解明のため,圃場地下水位などの現地観測を行い,初期灌水時に地下灌漑を行った場合の用水供給経路,生育期別の用水量,取水1回ごとの取水時間帯と取水強度などを明らかにした。初期灌水時に地下灌漑を行うと,用水は,暗渠埋戻し部の地下水位を速やかに上昇させ,作土層まで上昇したのち水平方向に広がる。それゆえ大区画水田であっても,圃場全体へ時間的にほぼ一様な給水が可能となる。直播栽培では,初期入水と生育初期における浅水管理時の取水が1回当たりの取水量として大きな値を示した。5月中旬から下旬にかけての時期に,移植栽培における代かき取水と直播栽培における初期入水もしくは浅水管理の取水が同時期に行われると,地域の用水需要の大きなピークの一つを形成する可能性がある。(著者抄録)