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J-GLOBAL ID：201402264006007839   整理番号：14A0762680

石炭灰造粒物の海底被覆による中・長期的な海域環境改善効果

MEDIUM AND LONG-TERM EFFECTS FOR SEDIMENT IMPROVEMENT THROUGH COVERING ON SEABED WITH GRANULATED COAL ASH

著者 (7件)： 玉井和久 (国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所) ,  小畑健二 (国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所) ,  芳倉勝治 (国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所) ,  日比野忠史 (広島大学大学院工学研究科) ,  首藤啓 ((財)みなと総合研究財団) ,  山本裕規 (復建調査設計株式会社) ,  三戸勇吾 (復建調査設計株式会社)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 69  号： 2  ページ： I.892-I.897 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石炭灰造粒物による海底被覆手法の効果を検証するための実証試験を実施し,約2年半のモニタリングを行った.有効被覆層間隙中への有機泥の捕捉により,施工から2年半が経過した時点でも被覆層上への有機泥の堆積層厚は2cm前後と,同湾の堆積速度の約半分となっており,有機泥の再堆積による効果減衰を抑制する機能が示された.また,硫化水素や栄養塩類の化学的な除去や底層DOの上昇などの効果も継続していることが示された.底生生物の現存量は試験後に増加しており,日和見的な小型種から長寿命の大型種へ遷移しつつあると考えられた.被覆層の間隙構造や硫化水素の化学的除去などの本手法に特有の物理的・化学的な効果は,3年以上は継続して得られ,底生生態系の回復が促されることで,長期的に環境改善への正のスパイラルを導くことが期待される.(著者抄録)

シソーラス用語： *海底 ,  *土地被覆 ,  *環境整備 ,  泥土 ,  石炭灰 ,  粒状材 ,  被覆材 ,  細孔構造 ,  実証実験 ,  硫化水素 ,  栄養塩類 ,  底生生物 ,  生態遷移
準シソーラス用語： *海底被覆

分類 (2件)： その他の海洋土木  (RC14040W) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K)

タイトルに関連する用語 (6件)： 石炭灰 ,  造粒物 ,  海底被覆 ,  長期 ,  海域環境 ,  改善効果