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J-GLOBAL ID:201402264567914975   整理番号:14A0453528

MTH1阻害はdNTPプールからの損傷ヌクレオチド排除を妨げることでがんを根絶する

MTH1 inhibition eradicates cancer by preventing sanitation of the dNTP pool
著者 (40件):
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巻: 508  号: 7495  ページ: 215-221  発行年: 2014年04月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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がんは酸化還元調節機能に異常があり,その結果活性酸素種が産生されて,DNAと遊離dNTPの両方が損傷を受ける。MTH1タンパク質は,酸化されたdNTPを含むプールを空にすることで,DNA複製の際に損傷した塩基が取り込まれるのを防止している。本論文では,正常細胞ではMTH1は必須でないが,がん細胞では,酸化されたdNTPを取り込んだ結果引き起こされるDNA損傷と細胞死を避けるためにMTH1の活性が必要であることを示す。我々は,MTH1がin vivoで抗がん剤の標的であることを実証し,低分子化合物であるTH287とTH588はnudix加水分解酵素ファミリーの画期的な阻害剤であって,細胞内でMTH1に強力かつ選択的に結合して,その機能を阻害することを示す。タンパク質共結晶構造から,これらの阻害剤がMTH1の活性部位に結合することが明らかになった。この2つの阻害剤は,がん細胞で酸化型dNTPの取り込みを引き起こし,それがDNA損傷や細胞毒性,患者由来異種移植マウスモデルでの治療応答を誘導する。本研究は,がん遺伝子に依存しない抗がん治療という概念を例示するもので,MTH1ががんに致死表現型をもたらすことを実証している。Copyright Nature Publishing Group 2014
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 

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