抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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休眠前に高温・長日処理したブルーベリー3種9品種の開花時期,収穫時期,新梢成長などの生態を調査し,連続的な開花と結実を示すブルーベリーの生産法の可能性について提言した.休眠前の高温・長日処理樹は2010年11月~2011年3月まで気温10~35°C,日長15~16時間の条件下で成育した.休眠が深い‘Weymouth’,‘Bluecrop’および‘Spartan’では6月に開花し,8~9月に成熟した.なお‘Weymouth’および‘Spartan’は処理前の10月にも開花し12月に成熟したが,翌年4月までに落葉した.一方,休眠が浅く常緑性の‘Emerald’では12月から,‘Sharpblue’では翌年2月から果実が成熟し,その後も新梢の先端から基部に向かって連続的な開花と結実が生じ,これらの収穫は翌年の7月まで続いた.また,‘Magnolia’,‘Tifblue’,‘Homebell’および‘Gloria’では2~3月に開花した.従って,休眠の浅い品種では休眠前の高温・長日処理によって,オフシーズンに開花・結実すること,開花・結実が連続して生じ,収穫期間が長くなることが明らかとなった.(著者抄録)